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ニュースリリースのリリースコンテナ第一倉庫

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2024'11.25.Mon
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2007'06.06.Wed

NECエレクトロニクス、HD DVDプレーヤー/レコーダー向けシステムLSIを発売

HD DVDプレーヤー/レコーダー向けシステムLSIの発売について

~EMMAシリーズ第三世代へ~


 NECエレクトロニクスはこのたび、次世代DVDコンテンツの処理を行なうHD DVDプレーヤーおよびレコーダー向けのシステムLSIを製品化し、「EMMA(TM)3」の名称で、本日よりサンプル出荷を開始いたしました。HD DVDプレーヤーおよびレコーダー向けシステムLSIの販売は世界で初めてであります。
 新製品は、HD DVDプレーヤーに必要なデジタル映像、音声、グラフィクス処理を行なうシステムLSIで、(1)次世代DVDで採用されている「H.264」や「VC-1」などの映像、音声の圧縮規格に対応した処理が可能であること、(2)600DMIPS超の64ビットCPUと400DMIPS超の32ビットのCPUを搭載しており、次世代DVDで採用されている高度なアプリケーションに対応できること、(3)デジタル放送記録のためのストリーム処理やマルチチャネルストリーム入出力を備えているため、HD DVDレコーダーへシステムの拡張が可能となっていること、などの特長を有しております。ユーザーは新製品を採用することにより、次世代DVD規格で実現する高解像度画像と高音質音声の再生を可能とするDVDプレーヤーやレコーダーを容易に構築できることになります。
 新製品のサンプル価格は20,000円/個となっており、生産規模としては、2007年4月より月産30万個を計画しております。
 なお新製品は、株式会社東芝が本年12月に販売を開始した、北米向け「HD-XA2」、「HD-A2」、日本向け「HD-XA2」、「HD-XF2」、他欧州/豪州向けHD DVDプレーヤーに採用されております。

 当社は、DVDレコーダーやデジタルテレビを始めとするデジタルAV機器向け半導体事業を戦略分野と位置づけ、積極的な事業を展開しております。その結果、DVDレコーダー用バックエンドLSIでは、2005年度に300万個以上を出荷し、世界ベースで20%を越える市場シェアを獲得しております。また、DVD用フロントエンドLSIでは、2005年度に2,400万個を販売し、同じく世界ベースで30%を越える圧倒的な市場シェアを堅持しております。更に、デジタル放送用LSI分野においても世界の大手のデジタル放送受信機に採用されているなど、世界のデジタルAV機器向けの半導体分野で常に市場をリードしてまいりました。
 特にデジタルAVの核となるデジタル映像音声の圧縮伸長技術をベースにした「EMMA(TM)」製品は、1998年に第一世代の製品を市場投入して以来、これまで20品種以上を世界12カ国50社に提供し、その出荷数は累計3,000万個以上となる当社を代表する製品として市場から好評を博しております。
 一方、次世代DVDプレーヤーやレコーダーにおいては、「H.264」や「VC-1」などの新たな圧縮規格に基づいた映像、音声コンテンツの普及が見込まれており、市場からはこれらのコンテンツに対応できる「EMMA(TM)」製品の早期製品化が求められてきました。
 新製品はこのような市場ニーズに応えるために開発されたもので、主な特長は次の通りです。

(1)HD DVDプレーヤーに対応した高性能な機能を1チップ上に集積
 高画質、高音質に対応した「H.264」や「VC-1」などの新たなHDビデオ、「Dolby Digital Plus」や「DTS-HD」などのオーディオデコーダー、ストリーム処理、HDグラフィクス処理機能を1チップ上に集積しているため、HD DVDプレーヤーの構成における部品点数の削減に寄与している。

(2)マルチCPUコアによる高度なアプリケーションに対応
 アプリケーションプロセッサとして654DMIPSの64ビットCPU VR5500と米国MIPSテクノロジー社の457DMIPSの32ビットCPUを内蔵しているため、次世代DVDやデジタル放送に必要となるブラウザーや、データ放送などのインタラクティブかつ高度なアプリケーションに対応できる。

(3)世界初のHD DVDプレーヤーおよびレコーダー共通プラットフォーム
 デジタル放送記録のためのストリーム処理やマルチチャネルストリーム入出力を備えているため、HD DVDレコーダーへシステムの拡張が可能。また、プレーヤーとレコーダーで共通のプラットフォームを利用しているためソフトウェアの共有が容易となっている。

(4)当社のプラットフォームに準拠し、ソフト開発効率を向上
 当社が提唱する「platformOViA(TM)」に準拠しており、Linuxの豊富なソフトウェア資産を流用することができると同時に、ソフトウェアの再利用、効率化を進め、ユーザーのソフトウェア開発効率の向上に貢献できる。

 当社は、新製品が次世代DVDシステムを構築するために最適な製品と考えており、今後新製品を必要とする応用分野に対して、積極的な販売活動を展開することにしております。また、当社は今後も成長が期待される画像処理LSIにおいて、「EMMA(TM)」製品をより普及させるべく、開発活動を推進し、新たな製品展開を図る所存です。
 新製品の主な仕様は、別紙をご参照ください。


以上

(注)本リリース内で言及している製品やサービス名は、それぞれの所有者に属する商標または登録商標

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