日本ペイント、タイのNHIが保有する「NPT」株式を取得し子会社化
日本ペイント(タイ)株式会社の株式の取得(子会社化)に関するお知らせ
当社は2007年1月5日開催の取締役会において、アジア地域において当社と長年合弁事業を営んできたWuthelam Holdings Ltd.(以下「Wuthelam」)の100%子会社であるNipsea Holdings International Ltd.(以下「NHI」)が保有するNippon Paint (Thailand) Co., Ltd.(以下「NPT」)の発行済み株式の11%を取得することを決議いたしましたのでお知らせいたします。なお、当社のNPTへの出資比率は今回の株式取得により51%となります。
1.株式取得の理由
当社は、2010年に向けた長期経営計画において、自動車塗料事業および汎用塗料事業を「コア・ビジネス」と位置づけ、アジア市場においてはビジネス拡大を図るべく様々な戦略を模索しております。その中でも、特にタイにおいては多くの日系自動車メーカーが拠点を構えており、年々増加する自動車生産への現地対応力の強化が急務となっておりました。
今回、主力となる自動車塗料事業と汎用塗料事業からなるNPTの株式取得は、同社の経営に対するコミットメントの強化および当社の経営資源や技術の更なる投入を通じて、タイに展開する日系自動車メーカーへの高品質な製品提供による需要獲得、汎用塗料市場への売上拡大ならびに当社の長期経営計画の実現に大きく寄与するものであります。
今後は、タイのみならず自動車塗料および汎用塗料の大幅な需要拡大が長期的に見込まれるアジア地域での事業を更に拡大させていくため、本件終了後、引き続き同地域における合弁会社の株式取得交渉をWuthelamと行っていく予定でおります。
なお、当社とWuthelamはNPT株式の譲渡後においても、これまで築き上げてきた友情と信頼の基盤に立つ共存共栄、相互補完の関係を維持し、利益共同体としてその長期的利益を追求してまいります。
*子会社の概要は、添付資料をご参照ください。