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ニュースリリースのリリースコンテナ第一倉庫

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2024'11.24.Sun
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2007'06.10.Sun

キリン、2007年の事業方針を発表

2007年 キリンビール事業方針

~「KV2015ステージI」スタートの年として、“攻めの姿勢”とスピード感を持って、
 新たな100年に向け飛躍的成長を目指す~


<2007年 キリングループ基本方針>

 「KV2015ステージI」のスタートとして、また創立100周年の節目の年として、飛躍的な成長を実現するための企業構造改革とKIRINブランドの価値を高める取り組みを推進し、企業価値の最大化を目指します。

■ 中核である国内酒類事業の磐石な体制づくりを目指し、お客様の多様なニーズに応えるため、総合酒類事業を強化し、お客様からの最も高い支持の獲得を目指す。
■ 国際酒類、医薬、健康・機能性食品事業では、新たなステージの構築に向けて取り組みを加速するとともに、飲料事業では綜合飲料グループ戦略を推進することで、お客様の期待に応える新たな価値を創造する。
■ キリングループCSRを実践し、社会の信頼を獲得する。


<2007年 各事業の取り組み>


1.国内酒類事業の取り組み

≪2006年の概況≫
 国内酒類事業では、業界全体のビール・発泡酒・新ジャンルの総市場が、少子高齢化や嗜好の多様化、酒税改正などの影響もあり縮小する中、当社は1億8,710万箱(対前年4.8%増、大びん換算)と、2年連続対前年プラスで着地し、厳しい市場環境の中で業界全体を上回る実績を上げ、市場を牽引しました。05年に発売した「キリン のどごし〈生〉」が06年も引き続き好調だったことに加え、業界全体が大幅に減少した発泡酒でも、「キリン 円熟」などお客様の期待に応える商品提案をすることで、対前年プラスを確保しました。また、ビールでは、「一番搾り 無濾過〈生〉」などのスペシャルプレミアムビール※という新たな価値提案による市場活性化に取り組みました。
 ※ チルドビールは熟成したビールを濾過せず、そのままチルドビール専用設備で低温パッケージングし店頭まで冷蔵配送しています。

≪2007年の取り組み≫
 当社では、グループの基盤事業である国内酒類事業を磐石な体制にするため、お客様の多様なニーズに応え、誰よりもお客様に近づくマーケティング活動をすることで、お客様から最も支持される企業を目指し、業界を大きく上回る増加率を達成します。

【重点課題】
■ 発泡酒や新ジャンルの一層の強化と、ビールの抜本的強化により、お客様から最も高い支持の獲得を目指す。
■ 成長分野のRTD※カテゴリーをさらに強化し、将来への基盤を築くとともに、焼酎、ワイン、洋酒などの各分野において、魅力的な提案を積極的に実施することで、総合酒類事業を強化する。
※ Ready To Drink の略。栓を開けてそのまま飲める飲料。日本のアルコール市場では缶チューハイを中心に拡大している。
■ キリングループが一体となった「チームキリン」として、地域に密着したエリアマーケティング活動を引き続き推進する。
■ よりおいしい商品をお届けするために、開発・製造からお客様が商品を手にするまでの全てのプロセスで高品質を実現させる活動を推進する。
■ 業界の健全な発展と未成年者飲酒防止に向け、コストオンの発想に基づいた公正な取引を推進する。

 以上により、ビール・発泡酒・新ジャンル計では、業界全体が対前年で微減と予想される中、1億9,750万箱(対前年5.6%増)の販売目標達成を目指します。主要カテゴリー別の目標数は、ビール8,340万箱(対前年4.6%増)、発泡酒7,090万箱(対前年3.5%増)、新ジャンル4,310万箱(対前年10.8%増)、チューハイ3,460万箱(対前年7.7%減、250ml缶換算)となります。

(1)商品戦略

【1】ビールカテゴリー
 ライフスタイルや嗜好の多様化が進む中、お客様のビールへの期待は、味わいや上質感を求める方向に変化しています。当社はビールを抜本的に強化することで、その期待にお応えし、ビールでの反転攻勢を実現します。創立100周年を期に、次世代ユーザーにあらためてビールを飲む楽しみと新しいビールのおいしさを提案する新・定番ビール「キリン・ザ・ゴールド」を3月に発売します。また、「キリンラガービール」と「キリン クラシックラガー」は、“時代を超えて愛される本格的なうまさ”というブランド価値を引き続き訴求していくほか、「キリン一番搾り生ビール」は、デザインと広告をブラッシュアップし上質感を高めます。成長が続くプレミアム市場においては、「キリンブラウマイスター」と「チルドビール」でプレミアムビールならではのこだわり、豊かな香りや味わいを提案し、市場の拡大を図ります。

【2】発泡酒カテゴリー
 発泡酒カテゴリーは、新ジャンルの影響などにより06年は市場が減少したものの、上位ブランドや明確な個性を持つブランドを中心に、家庭用市場で依然高い支持を得ています。当社は「淡麗」シリーズに加え、 “コクのある発泡酒”という提案がお客様の支持を得た「キリン 円熟」などにより、対前年プラスを獲得し、発泡酒カテゴリーでのトップポジションをより強固にしました。07年も発泡酒を重要なカテゴリーと捉え、主力の「麒麟淡麗〈生〉」をリニューアルするほか、健康志向発泡酒の「淡麗グリーンラベル」「淡麗アルファ」も引き続き強化します。また、本格的なコクや味わいへの期待に応える「キリン 円熟黒」を2月に発売し、新たな価値提案を行います。

【3】新ジャンルカテゴリー
 06年はさらに市場が拡大し、ビール、発泡酒とあわせた総市場に占める構成比は約20%となった模様です。当社も「キリン のどごし〈生〉」が引き続き好調で、年間で約3,890万箱の販売実績となり、市場で圧倒的なトップポジションを堅持しました。07年は、評価の高い現在の味覚をベースにリニューアルし、さらなるレベルアップを実現することで、お客様の期待に応えます。

【4】チューハイを中心としたRTDカテゴリー
 「キリンチューハイ 氷結」は常に新しい提案をすることで市場を牽引し続け、06年もお客様から高いご支持をいただきました。07年も、春限定の「氷結早摘みマンダリンオレンジ[糖質50%オフ]」など「氷結」ならではの独創的な提案を行っていきます。また、「杏露酒あんずソーダ」「さんざしソーダ」や07年に国産化する「ツードッグス」、さらにメルシャン社の商品を加えることで嗜好の多様化に応える提案をし、RTDカテゴリー全体を魅力あるものにしていきます。
 07年1月からは、チューハイ類へオープン価格制度と新自主ガイドラインを導入することで、コストオンの発想に基づいた公正な取引の推進と未成年者飲酒対策についても取り組んでいきます。

【5】焼酎、ワイン、洋酒カテゴリー
 メルシャン社の豊富な商品ラインアップを軸に、キリンブランドを組み合わせた新たな商品ポートフォリオを構築することで、総合酒類事業を推進し、グループとしてのラインアップ拡充と、市場におけるプレゼンスを拡大します。焼酎は、当社の「麒麟麦焼酎 ピュアブルー」「麒麟 かおり麦」「麒麟 まろやか芋」とメルシャン社の商品をあわせ、プレミアム・スタンダード・エコノミーの価格帯別に提案を行い、ワインはメルシャン社商品群に当社の「フランジア」「カフェドパリ」等のブランドを加えることで、カテゴリートップを目指します。洋酒は、「シーバスリーガル」「フォアローゼズ」「キリンウィスキー 富士山麓」を中心にさらなる成長を目指します。

(2)営業戦略
 「チームキリン」として、工場、物流、営業現場と全ての部門が、誰よりもお客様に近づく活動を推進し、地域に根ざした開発・提案型の営業体制を強化することで、地域密着型営業をさらに進化させます。業務用では、中心商品である樽詰生の取り組み理念として「感動品質」をスローガンに掲げ、「キリン満点生の店」を始めとした「品質向上」を徹底することにより、お客様のビールに対する満足度アップを図ります。また、自主ガイドラインを遵守するとともに、05年に導入したオープン価格制度をチューハイ類へ拡大し、コストオンの発想に基づいた取引環境の整備を進めます。創立100周年という節目にあたり、「KIRIN創立100周年記念ご愛飲感謝キャンペーン」を始めとしたお客様との「絆」をさらに深める施策も展開していきます。

(3)綜合飲料グループ戦略によるグループシナジーの拡大
 完全子会社化したキリンビバレッジ社とともに、市場を酒類・飲料をあわせた全体で捉え、全てのバリューチェーンでの連携を強化し、お客様の期待に応える新たな価値を創造していきます。現在も、商品開発機能の集約、ビール工場での飲料製造、共同マーチャンダイジング活動や海外での製造・販売連携など、グループシナジーを発揮していますが、今後は綜合飲料グループ戦略に基づき、成長分野である飲料事業に積極的な資源投資をし、よりダイナミックな事業展開をすることで、お客様の支持の最大化を目指します。


2.その他の事業での取り組み

 国際酒類事業では、アジア・オセアニアを中心に、新たな提携も視野にいれつつグループシナジーを拡大させることで、キリングループの存在感を高めます。最重要エリアの中国では、長江デルタ、珠江デルタ、東北三省の3つの拠点におけるプラットフォーム整備から次の成長に向けた新たなステージに入ります。上海では杭州千島湖酒社で新たな製造・販売体制の整備を行うほか、麒麟酒(珠海)社の新工場稼動にともなう事業拡大など、中国におけるビール事業を強化します。また、ASEANでの事業展開も進めます。
 医薬事業では、新規の腎性貧血治療薬「KRN321」の上市や、新たなメカニズムを持つ二次性副甲状腺機能亢進症治療薬「KRN1493」の承認取得により、確固たる事業基盤の構築を目指すとともに、国内での販売強化のために、07年中にMR(医療情報担当者)を増員します。また、将来の事業の柱として位置付けているヒト抗体医薬や細胞医薬の研究開発を進めます。ASEANでの事業拡大や、米国での開発体制の構築にも取り組むほか、新たな提携も含めた事業の強化を進めます。
 健康・機能性食品事業では、キリン ヤクルト ネクストステージ社を中核に、新たな価値を持つ健康・機能性食品を提案し、事業規模の拡大を目指します。スタイルサポート食品「リエータ」のラインナップ拡充や、キリンとヤクルトが共同開発した「BBcube」に続く新商品の開発など、商品基盤の強化を図ります。通信販売では独自の商品・サービスを拡充することで、お客様との「絆」を深めていきます。また武田キリン食品社は、07年中に完全子会社化し「キリンフードテック」に社名変更するほか、インドネシアの新工場を本格稼動させ、競争力を高めます。
 アグリバイオ事業では、花き・バレイショを中心とする植物分野で種苗事業への資源集中を進めるとともに、先進的な育種と増殖技術を生かした事業を展開し、07年には花の商品開発拠点として「キリンアグリバイオ花き商品開発センター(仮称)」を浜松市に新設します。


3.キリングループCSRの実践

 CSRについては、社会からの信頼性向上を目指し、コンプライアンスのさらなる徹底と内部統制の基盤としてのリスクマネジメントをグループで推進するとともに、食の安全・安心に応える品質や適正飲酒などのアルコール問題といった基盤的な取り組みを徹底していきます。
 環境への取り組みについては、キリングループ環境経営の基本方針を策定し、グループ全体としての環境マネジメント推進体制を構築します。地球温暖化防止対策としては、07年に滋賀工場が天然ガスへ燃料転換することで、計9工場での燃料転換が完了するほか、オンサイト発電や省エネルギーを推進することでCO2削減を図ります。また、全国のビール工場の水源地を保全する植林活動「キリンビール水源の森づくり」を、創立100周年を契機に活動のフィールドと社員ボランティアの輪をさらに広げ、全国で水資源保全の「チーム・エコジロー」活動を展開していきます。
 またキリンならではの活動として、スポーツ支援や、食文化振興に取り組みます。サッカー日本代表を引き続き強力に支援するため、07年から15年までのオフィシャルスポンサー契約を更新したほか、食文化や生活文化における多面的な調査、研究を行い、食文化振興を推進することで、KIRINブランドの価値向上を目指します。


 キリングループは、「おいしさを笑顔に」のグループスローガンを掲げ、いつもお客様の近くで様々な「絆」を育み、「食と健康」のよろこびを提案していきます。

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