ニッサン・モータースポーツとオーテックジャパン、「フェアレディZ Version NISMO」を発売
「フェアレディZ Version NISMO」を発売
日産自動車の関連会社であるニッサン・モータースポーツ・インターナショナル株式会社(本社:東京都品川区南大井 社長:眞田 裕一 以下、ニスモ)と、株式会社オーテックジャパン(本社:神奈川県茅ヶ崎市、社長:片桐 隆夫)は、今回一部改良を行ったフェアレディZをベースにした共同開発商品、「フェアレディZ Version NISMO」を新たに設定し、1月11日より日産の販売会社にて全国一斉に発売する。
「フェアレディZ Version NISMO」は、日産自動車のワークスチームとしてSUPER GT等に参戦するニスモのノウハウと、多くのコンプリートカスタムカー製造実績をもつオーテックジャパンのノウハウの融合により生まれたモデルである。フェアレディZの持つ高いポテンシャルをベースに、さらなるスポーツドライビングの楽しさを提案する商品であり、全国の日産販売会社で通常のフェアレディZと同様に購入でき、アフターサービスも受けられるカスタムカー(*1)として提供される。
走りの面では、ボディの溶接面積増、補強バーや補強パネルの追加等によるボディ剛性の見直しを実施し、ハイグリップタイヤ「ブリヂストン製ポテンザRE-01R」の装着による路面からの高入力に対応。
あわせてサスペンションの全面リセッティングを行い、コーナリングパフォーマンスを高めた。さらに、車体への入力を効果的に減衰させるパフォーマンスダンパー(*2)の採用により、ハンドリングと快適性を高次元で両立させている。
エクステリアは、SUPER GT参戦車両から得られた空力データをベースに、スーパーコンピューターによるシミュレーションを活用しながら、走行実験部門とデザイン部門による綿密な検討を通じて実現した、走行安定性にすぐれた特徴的なフォルムとし、あわせて「効果的なダウンフォース」という機能性を持たせた。インテリアにおいても、専用のメタリック調の本革素材を採用し独特のプレミアム感を演出。
また、シートのセンター素材にはパンチング加工のアルカンターラ(*3)を採用し、スポーツドライビング時のホールド性の向上を実現した。
*1: 持込み登録が必要となる改造自動車扱いになる。
*2: YAMAHA社製。Version NISMO用として専用開発。車両の前端部と後部に、左右のサイドフレームを結合するように装着され、車体の捩じれや振動を吸収する。
*3: ALCANTARA(R)は、東レ株式会社のスエード調人工皮革。
<フェアレディZ Version NISMO 車両概要>
* 関連資料 参照
<フェアレディZ Version NISMO 全国希望小売価格(消費税込み)>
・車種 クーペ
駆動 2WD
グレード フェアレディZ Version NISMO
エンジン VQ35HR
ミッション/価格 6MT 4,399,500
5M-ATx 4,494,000 (☆掲載写真車種)
6MT:6速マニュアル
5M-ATx:マニュアルモード付フルレンジ電子制御5速オートマチック
尚、株式会社オーテックジャパンは、今回一部改良するフェアレディZをベース車とし、下肢が不自由な方が運転することができるライフケアビークル(LV)(*)「ドライビングヘルパー オーテックドライブギア タイプe」(電子制御式手動運転装置付車)を継続設定する。
(*) : 日産自動車グループでは、生活の色々なシーンでお役に立ちたいとの意味を込め、福祉車両を「ライフケアビークル」(LV:Life Care Vehicles)と呼んでいる。
<ライフケアビークル(LV) 全国希望小売価格> (単位:円)
車種 ドライビングヘルパー オーテックドライブギア タイプe
駆動 2WD
ベース車グレード フェアレディZ Version T
エンジン VQ35HR
ミッション 5M-ATx
価格 (※) 3,930,000
5M-ATx:マニュアルモード付フルレンジ電子制御5速オートマチック
(※)車両(オプション含む)の消費税は非課税。
以 上