ヤマモリ、高濃度生成させたGABA含有醤油の血圧降下作用など研究成果を発表
GABA含有醤油の血圧降下作用
-正常高値および軽症高血圧者を対象とした臨床試験結果について-
ヤマモリ株式会社では、三重大学医学部附属病院血液内科西川政勝医師のご指導のもと、「GABA含有醤油の血圧降下作用」について株式会社機能食品研究所にて評価を行い、食品系の雑誌に論文投稿致しました。
■ 臨床試験情報■
試験名:GABA含有醤油摂取による降圧効果確認試験
三重大学医学部附属病院血液内科 西川政勝
株式会社機能食品研究所 高橋良枝、三井雅之、梅田幸嗣
ヤマモリ(株)商品開発研究部 水谷寛明、松本裕子、木村幸信、深田理
【要約】
自社独自の技術により醗酵の過程においてGABA(ギャバ:γ-アミノ酪酸)を高濃度生成させたGABA含有醤油(GABA約4mg/ml含有)が正常高値および軽症高血圧者を対象とした臨床試験において血圧降下作用を有することを見出した。
【詳細】
GABA含有醤油およびプラセボ(一般醤油:ヤマモリ製造)を、収縮期血圧が148.8±11.7mmHg(平均値±標準偏差)の男女20名(男性8名、女性12名)に摂取させた。
試験は、被験者を無作為に2群に割り付け、二重盲検並行群間比較により8週間、1日1回5ml(GABA20mg 相当)を食事とともに摂取させ、血圧・血液・尿検査等を行った。
※ 関連資料「別紙」 参照
・図1 収縮期血圧推移
・GABA含有醤油およびプラセボの主要組成
図1の通り、GABA含有醤油の摂取により血圧降下作用が認められた。また、一般的に醤油の摂取は血圧を上昇させると考えられているが、今回の試験では一般醤油(ヤマモリ製造)の摂取によっても血圧の低下作用が認められた。
以上のように、GABA含有醤油が塩分を含んでいるにもかかわらず血圧降下作用を示したことにより、GABA含有醤油が食事の楽しみを損なわずに生活習慣病を予防できる調味料となることが期待されます。