出光興産、東海3県と新潟県の一部SSに災害時も給油できる緊急用設備を導入
災害時にもエネルギー供給を可能とするSS網を構築します
~大地震発生の可能性の高い東海3県、新潟県から導入開始~
出光興産株式会社では、系列販売店と協力のもと、大地震が発生する可能性が高いといわれる東海3県(愛知・岐阜・三重)と大地震を経験した新潟県のサービスステーション(以下、SS)の一部に、震災時にも給油を可能とする緊急用設備を配備しました。さらに緊急用設備を配備したSSの所長を対象として災害時対応の研修を実施しました。
当該地域における設置ノウハウを活かして、今後、全国展開を図っていきます。
出光グループでは、2006年から「SSへの親しみと安心を感じてもらう」「出光グループの社会貢献活動を知ってもらう」ことを目的に、「SS」「販売店」「出光」が一体となって、地域のニーズにあった社会貢献活動のテーマを設定し、活動しています。
この活動のうち、大地震が発生する可能性が高いと言われる愛知・岐阜・三重の東海3県と大地震を経験した新潟県においては、震災に伴って停電が続いた場合でも給油が可能なSSを設置することが地域へ安心を提供することにつながると考え、4県61SSに緊急用発電機と緊急用可搬式ポンプ(手回し給油ポンプ)の配備を行いました。
また、SSは建物自体が耐火構造もしくは不燃材料の使用が義務づけられており、耐震性にも優れています。さらに、日常使用しているジャッキなどの工具は、人命救助に有用であるため、緊急用設備を配備しないSSにおいても、安否確認の連絡所や工具貸出しなどの役割を担います。
ハード面の整備に加えて、震災時においても実際の給油はSSスタッフが行うことを考慮し、災害時の対応マニュアルに沿って地区ごとに研修を実施し、ハード面、ソフト面の両面から備えを行っています。
今後、地域における活動にとどめず、出光グループの2007年度重点施策として「地域への安心の提供」を目標に掲げ、4月からは、東京・千葉・神奈川・静岡に展開するとともに、環境を整備しながら全国展開を図り、災害時でも安心してエネルギーを供給できるSS網の構築を進めていきます。
*以下、詳細は添付資料をご参照ください。