三井倉庫、首都圏エリアの倉庫再開発や物流センター新設などに約３００億円投資
首都圏エリアにおける新規設備投資実施のお知らせ
当社は、このたび、深川地区倉庫の再開発によるＭＳＣ深川ビル２号館（仮称）の建設を決定し、また、オリックス・リアルエステート（株）が開発する三郷物流センター（仮称）の取得について合意いたしました。また辰巳所在の都有地を落札し売買契約予定者となりましたので、あわせてお知らせいたします。
当社は、先般策定した中期経営計画「中計２００７」に基づき、既存事業の質的転換と資本効率の向上による収益とキャッシュリターンの最大化を目指しております。そのための戦略的設備投資の一環として、首都圏エリアにおける既存施設の再開発と新規物流拠点の確保による業務基盤の強化を目的として今般の倉庫再開発および物流センター新設等を行うものであります。
なお、本件新規投資は概算計３００億円程度を予定しております。
１．深川地区倉庫の再開発は、老朽化している平屋建倉庫を解体のうえ６階建のビルを建設・賃貸するもので、平成１８年７月に完成した隣接のＭＳＣ深川ビルに続く深川地区再開発の第２弾と位置付けられます。
本件ビルは、施設構造面・管理面ともセキュリティに十分配慮し、情報関連を始めとする企業が多目的に利用可能な複合ビルとして建設する方針です。
［施設概要］
・所在地：東京都江東区佐賀
・敷地面積：約７，３８４ｍ２（約２，２３９坪）
・構造：ＳＲＣ造６階建・免震構造（予定）
・延床面積：約２３，０００ｍ２（約６，９６０坪）（予定）
・着工：平成１９年８月（予定）
・完成：平成２０年１０月（予定）
２．三郷物流センターは、東京外環自動車道三郷西インターチェンジに近く、東北道、常磐道を始めとする高速交通ネットワークの利用により、首都圏全体への配送拠点として絶好の立地にあります。
本施設は、上り下り別のスロープ・ランプウェイを設け、海上コンテナおよび配送トラックが上層階のバースにスムーズにアクセスできる利便性の高い物流センターです。また、高度な物流情報システムの導入により作業の効率化が実現されます。
利用については、当社の新規物流拠点として運営する他、フロアーの一部について賃貸を行う方針です。
［施設概要］
・所在地：埼玉県草加市青柳
・敷地面積：約２８，７６０ｍ２（約８，７００坪）
・構造：鉄骨造４階建（ランプウェイ式）（予定）
・延床面積：約７１，６５０ｍ２（約２１，６７４坪）（予定）
・仕様・設備：トラックバース数２１８（予定）
・着工：平成１９年５月（予定）
・完成：平成２０年４月（予定）
＜参考＞
三郷物流センター（仮称）完成予想図
※添付資料を参照
３．辰巳土地は、深川地域再開発に伴い、その代替として公募に応札しこのほど落札したものであります。本件は、首都高速湾岸線新木場インターチェンジに近く主要幹線道路へのアクセスもよいことから、物流倉庫としての高い立地優位性があります。
東京都との売買契約後、詳細な施設計画を決定してまいりますが、物流センターとしても利用可能な複合機能施設建設に向けて準備を進めていく方針です。
［土地概要］
・所在地：東京都江東区辰巳
・敷地面積：約１０，７６０ｍ２（約３，２５５坪）
・土地購入契約：平成１９年２月（予定）
以上