日本ショッピングセンター協会、2月のSC販売統計調査報告を発表
SC販売統計調査報告 2007年2月
2月既存SC前年比:1.3%
SC総売上高(推計)1兆8,340億円(前年比4.9% 全SCベース)
■売上高の概況
既存SCの前年同月比売上高は1.3%と2ヶ月連続プラスとなった。暖冬により春物商品の動き出しが早かったことに加え、昨年より祝日が1日多かったことが好調要因として挙げられる。また、今月は大規模リニューアルが多かったことも好調要因のひとつである。一方では、テナントの退店による売上不振や暖冬の影響による冬物処分セールの不振を指摘するSCもあった。
業種別にみると好・不調業種ともにSCの売上を左右する婦人衣料を指摘するSCが最も多かった。他に好調業種は飲食、不調業種は雑貨の順となっている。キーテナントでは生鮮食品、加工食品が好調であったとするSCが多かった。
SC構成別では、テナントの売上は1.7%と引続き好調を維持し、キーテナントも0.5%で2ヶ月連続プラスとなった(表-1)。
立地別では、2ヶ月連続、全地域(中心地域、周辺地域、郊外地域)でプラスを記録した。中心地域の中都市は2.8%と最も高い伸びを示した(表-2)。
地域別では、東北地方、九州・沖縄地方以外の地域でプラスを記録した。東北地方は6ヶ月連続でマイナスとなった(表-3)。
また都市規模別・地域別では東京区部が3.2%、広島市が3.0%、次いで京都市が2.8%の順で高い伸びを示した(表-4)。
*SC=ショッピングセンター
※本調査は、2006年12月末現在の全SC2,759SCの中から立地別・SC規模別に1,000SCをサンプル抽出し調査したものをまとめた。
※集計SC600SC 回収率60.0%
※2月のSC総売上高(推計)は、2007年1月末現在の全SC2,759SC(前年比+55SC)をベースに算出した。