東陽テクニカ、高精度な計測性能の小型モーター特性試験システムを販売
極小モータのトルクを高速10万回転/分まで計測
高性能の小型モータ特性試験システム 販売開始
(米国マグトロール社製”マイクロダイン高速ダイナモメータ”)
(株)東陽テクニカ(東京都中央区、渡辺 洋介社長)は、極小モータのトルク※1をこれまでの業界標準品(2.5~3万rpm)※2の約3倍の速度となる10万rpm(回転/分)時まで計測できる小型モータ特性試験システム※3の販売を開始します。
パソコン周辺機器などのAV機器のほか、医療用機器、おもちゃ・ゲーム機器など様々な場面で活用されているマイクロ・ミニチュアモータは、技術革新により一層の軽量化・高速化が進んでおります。
こうした高性能な高速小型モータを開発するメーカの実験室、検査部門や製造ラインにおいて、”マイクロダイン高速ダイナモメータ”は高性能モータの品質評価時に大いに力を発揮します。
※1 0.0004mNm~4mNm(ミリニュートンメートル)
※2 当社調べによる
※3 計測可能なモータ特性はトルク、スピード、電流、電圧、電力、効率、入・出電力
■価 格:¥5,200,000(税別)
■発売開始:2007年3月28日
■売上計画:初年度70台
■マイクロダイン高速ダイナモメータの主な仕様
【 特 長 】
*マイクロモータとミニチュアモータ専用の高速ダイナモメータ
(測定可能モータ)ラシ付及びブラシレスDCモータ,ステッピングモータ,ギアモータ,振動モータ,ブラシレスDCサーボモータ,空圧モータ
*フルスケールトルク:2mNmと4mNmを切替え可能
*回転スピード:0-100,000rpm
*電力:4W
*微小なイナーシャ:5.43x10-4
*一体化したモータ特性計測器の構成と機能:
・ヒステリシスダイナモメータは静止から10万回転まで正確なトルクを発生します
・モータ固定装置は直径が5mmから30mm(軸径は1mmから3mm)のモータに対応
・コントローラはダイナモメータのコントロール、電力計、パワーリレーとUSBインタフェースを装備しています。
・M-TEST5.0ソフトウェアは3種類の試験方法を装備した使い易いモータ試験ソフトです
・校正用ソフトが校正用錘5gと10gとともに付属して、校正が簡単に実施できます。
・必要な接続ケーブルは全て付属しています。
■マグトロール社(Magtrol Inc.)について
マグトロール社は米国ニューヨーク州に本部を置く、モータ試験装置の専門メーカです。
創立以来50年間に培われた製品、ダイナモメータ、ヒステリシスブレーキとトルクトランスデューサは全世界で高い評価を受け、広く自動車メーカ、モータメーカ、航空機メーカ、電動工具メーカや医療機器メーカで使用され、エレクトロ二クス技術の発展に貢献しています