三菱マテリアル、新中期経営計画(2007-2009年度)を策定
新中期経営計画(2007-2009年度)策定のお知らせ
Break-through 1000 ~1000億円企業を目指して~
当社(社長 井手明彦、資本金1,194億円)は、このたび2007年4月からスタートする「新中期経営計画(2007-2009年度) Break-through 1000」を策定しましたので、お知らせ致します。
I.05-06 中期経営計画の実行と成果
2005、2006年度を対象とした05-06 中期経営計画(以下「05-06 中計」という)では、収益構造の安定化を図るとともに、複合経営の強みを生かし、本業で勝ち抜く成長基盤の確立に取り組んでまいりました。特に過去の大型戦略投資(米国セメント事業、インドネシア銅製錬事業、シリコン関連事業等)が収益改善に大きく寄与し、セメント、銅、加工及び電子材料の4コア事業の収益が拡大した結果、計画に対し1年前倒しで経営目標数値を達成し、最終年度の今年度においては、更にそれを上回る見通しです。
しかしながら、アルミ缶事業に関しては、事業再編等により収益基盤の強化に努めましたが、原料費高騰の影響を受け、利益計画が未達になるなど、一部には課題も残されました。
(経営目標達成度)
添付資料をご参照ください。
II.新中期経営計画(2007-2009年度)の概要
新中期経営計画(2007-2009年度)(以下「Break-through 1000」という)では、05-06中計に引き続き、「本業で勝ち抜く」、「職人気質を大切に」、「感動の共有」を経営理念として掲げ、加えて業務全般にわたる「進化と変革」の実現により当社の強みを強化し、今期の1,000億円超の収益レベルを、今後も安定的に計上できる会社を目指します。
当社の事業構造は、セメント、銅、加工、電子材料の4コア事業を核として安定した収益が上げられる体質に変わりつつあります。「Break-through 1000」におきましては、4コア事業の事業基盤をより強固なものとし、各事業が強力な推進力を発揮しつつも、市況変動のサイクルが異なることにより、全社業績の安定化を図ることが可能となる四輪駆動型経営を実現してまいります。また、グループ内の総力を結集し、より次元の高い素材やトータルソリューションを提供していくことで、複合事業集団の価値創造を推進してまいります。
なお、「Break-through 1000」の対象となる今後3年間において、銅価格については足元に比べて弱含むと予測し、銅事業の経常利益は2006年度に比べ170億円程度の減少を見込んでおりますが(前提条件:2009年度200¢/lb)、以下の諸施策を実施することにより当社全体の収益力向上を図ってまいります。
*以下、詳細は添付資料をご参照ください。