日本IBM、企業の全体的な業務プロセスを管理するBPMソフトの最新版を発売
業界初、企業の業務プロセスにおけるライフサイクル全体を管理
日本IBM(本社:東京都港区、代表取締役社長:大歳卓麻、NYSE:IBM)は本日、業界で初めて、企業の業務プロセスにおけるライフサイクル全体を管理するIBMのビジネスプロセス管理(BPM)ソフトウェアの新バージョン「IBM(R) WebSphere(R) Business Modeler V6.0.2.1」を発表します。日本語版メディアは178,800円からで、3月30日より出荷開始します。さらに、BPMソフトウェアの導入前後に、お客様の業務プロセス改善を支援する新サービスを、5月10日より提供開始する予定です。
昨今、多くの企業は、規制緩和の進展、異業種を含む新規参入、市場の国際化による競争の激化といったビジネス環境の変化に柔軟に対応するための経営管理手法として、BPMに注目し始めています。BPMとは、企業の業務プロセスに、「分析・設計・実行・監視・改善」というサイクルを適応することで、継続的な業務プロセスの改善を目指す経営管理手法であり、企業内外に存在する業務システムを統合、連携させることによって実現します。
本日発表の「IBM WebSphere Business Modeler V6.0.2.1」は、企業の業務プロセスの定義、計測、分析、改善を管理するソフトウェアです。新バージョンの最大の特長は、IBMの要件管理ツールである「Rational(R) Requisite Pro」との連携を新たに実現したことにより、業界で初めて、企業の業務プロセスにおけるライフサイクル全体を管理することです。これまでは、BPMのライフサイクルである「ビジネスゴール設定→ビジネスモデル(プロセスに必要な資源の利用量といった)設定→プロセスの実装→実行→監視」のうち、「ビジネスゴール設定→ビジネスモデル設定」を連携する製品がありませんでしたが、本日発表の新製品はこの部分の連携を実現させることができます。これにより、業務プロセスのライフサイクル全体を通して、データを連携させることができるようになり、業務プロセス管理の効率が向上します。IBM自身の実績としては、「IBM WebSphere Business Modeler V6.0.2.1を始めとするBPM製品を導入したことで、受注業務のプロセスに要する時間と費用を約25%短縮できました。
「IBM WebSphere Business Modeler V6.0.2.1」ではさらに、利用者の使い勝手を向上しています。
今回より新たに、粗利益率の向上・新規取引数の増加といった業務プロセスの達成目標値を、あらかじめ設定できるようになったことで、ライフサイクル全体のコストや時間を必要に応じてコントロールできるようになりました。
新製品の料金(税別)(注1)は以下のとおりです。
○「IBM WebSphere Business Modeler Basic V6.0.2.1」¥178,800より
*シミュレーション機能無し、
○「IBM WebSphere Business Modeler Advanced V6.0.2.1」¥1,423,000より
*シミュレーション機能有り、
なお、新製品の発表に伴い、企業のプロセス改善プロジェクトの推進を支援するために、BPM導入前/導入後のワークショップとサービスを5月1日より提供開始する予定です。詳細は以下のとおりです。
○導入前:「WebSphereプロセス改善ワークショップ」
お客様の実業務プロセスの一部を、「WebSphere Business Modeler」を使用してシミュレーション・分析する無償のワークショップです。
○導入後:「WebSphere Business Modelerクイックスタート・サービス」
「WebSphere Business Modeler」を導入した企業に対して、より効率的な業務プロセス改善の実現を支援する有償サービス(4日間)
・4日間のコース、費用は約420万円より(詳細は個別見積り)
・ビジネスモデリングに関する講義
・プロセスモデリングのアセスメント
以 上
(注1)「パスポート・アドバンテージ・エクスプレス」(PAX)を適用した場合のライセンス料金であり、1年間のバージョンアップ・保守料金を含みます。
IBM、WebSphere、Rationalは、IBM Corporationの商標。
その他の社名、製品名は、それぞれ各社の商標または登録商標です。