大阪ガス、「平成19年度経営計画」と5年間のガス供給計画を策定
平成19年度経営計画
大阪ガス株式会社(社長:芝野博文)は、平成19年度経営計画および平成19年度から平成23年度までの5年間のガスの供給計画を策定しました。
1.平成19年度経営計画の基本方針
平成19年度は、中期経営計画「Design2008」の2年目にあたり、将来への基盤を固めつつ、「Design2008」の最終目標達成に向け、確実なステップを刻む重要な一年となります。重点的な施策は以下の通りです。
(1)都市ガス事業を鍛え上げ、持続的成長の基盤を築く
都市ガス事業では、保安の確保を前提に、お客さまの快適な暮らしとビジネスの発展、環境保全への貢献につながる天然ガスの普及に努めます。
ガスの安全性へのお客さまの信頼を確固たるものにするために、都市ガス事業の根幹である保安の確保・強化に取り組みます。まず、製品安全につきましては、ガス機器による一酸化炭素中毒等の事故防止のために、「点検・周知業務の強化」、「安全型機器への取替促進」、「技術開発の推進」を柱に、製品安全確保の一層の取組みを強化します。また、製造・供給設備については、経年ガス導管対策をはじめとする予防保全を充分行うとともに、人材育成や協力会社との連携を含めた保安体制の強化に取り組んでいきます。
家庭用分野では、家庭用ガスエンジンコージェネレーションシステム「ECOWILL(エコウィル)」による「マイホーム発電」、ミストサウナを用いた「マイホームエステ」、ガス火でどんな調理もできる「マイホームクッキング」など、お客さまの立場に立ったエネルギー利用提案を行い、ガスによる環境に優しく、経済的で、快適・便利、安全な暮らし-ウィズガスライフ-を実現できる商品の一層の普及と利用促進に取り組みます。
業務用分野においては、天然ガス利用技術をコアとして現場に根ざしたエンジニアリング提案により、省エネルギーなど個々のお客さまごとに最適なエネルギー利用の実現を図ります。また、発電機能付きガスエンジンヒートポンプエアコン「ハイパワーエクセル」や、涼しい厨房環境を実現する「涼厨(すずちゅう)」をはじめとする戦略機器の普及拡大を図っていきます。
(2)マルチエネルギー事業者としての成長基盤を確立する
電力事業については、昨年着工した泉北天然ガス発電所の建設工事を、安全かつ着実に進める一方、オペレーションやメンテナンス体制の確立のための準備を進めます。
成長投資については、国内エネルギー事業の成長に寄与する投資を着実に実施するとともに、上流権益や海外IPP事業などの連結利益に早期に貢献できる分野への投資についても引き続き優良な案件を発掘し、的を絞った投資を実現していきます。
(3)グループ総合力を高め、成果を出す
グループ事業については、LPG事業や不動産事業など、エネルギー事業との関連性の高い事業分野については、シナジーを最大限に発揮していきます。
また非エネルギー事業については、当社グループに強みがあり、かつ市場に成長性のある分野に対しては積極的な成長投資(集中)を行うとともに、効率の高いグループ事業へのシフト(選択)を行い、グループ資産ポートフォリオの最適化を推進します。
具体的には、情報事業、先端材料事業、フィットネス事業、セキュリティ事業の4つの事業を中心に成長を加速していきます。
(4)強い経営体質とブランド力を身につける
強い経営体質を確保するために、環境保全や省エネルギーへの貢献、お客さまの利便性の向上に資する商品開発をはじめとする技術力の強化に努めます。
また、公正で透明な事業活動を続けるために、昨年度までにグループ全体としてのCSR経営を進めるための仕組みや体制を構築してきましたが、平成19年度は、その運用とモニタリングを徹底いたします。
そして、厳しい競争下で持続的成長を遂げるためには、お客さまに当社グループを選び続けていただくことが重要であると考えています。ブランドスローガン「Design Your Energy -夢ある明日(あした)を」は、「お客さまと時代が求める新たな価値を切り拓き、お客さまの快適な暮らしとビジネスの発展に貢献する」という大阪ガスグループの思いを込めたメッセージです。そのために今後も、社員一人ひとりの業務や行動の質を高めることに徹し、お客さま価値の最大化を目指してまいります。
2.平成19年度経営計画
* 関連資料「別紙」 参照
3.平成19~23年度供給計画
* 関連資料「別紙」 参照
以上