武蔵大学と日本IBM、IT基礎教育授業の企画・運営で協業
武蔵大学がIT基礎教育授業の企画・運営を日本IBMと協業
- IBMアカデミック・イニシアティブにおける日本で初の協業型プロジェクト -
武蔵大学(学長:平林和幸)と日本アイ・ビー・エム株式会社(社長:大歳卓麻、NYSE:IBM、以下日本IBM)は本日、同大学が2007年度に学生向けに開講するIT基礎教育授業の企画・運営で協業することを発表しました。武蔵大学は2007年9月から開始する経済学部での情報基礎教育を目的とした授業を、日本IBMの協力のもとで実施します。日本IBMは、この授業に対して、企画段階からのコンサルティング、講師派遣、ならびに学生が使用するIBM製品の無償貸与などの支援を実施します。
武蔵大学は「知と実践の融合」を理念に、社会人としての基礎力を育てる実践的カリキュラムの開発・展開に独自に取り組んでいます。また、語学教育と情報教育へ力を注いでおり、ITを使った課題解決力を育成するための授業の設置を計画していました。一方、日本IBMでは、従来の実践的大学教育支援プログラム「IBMアカデミック・イニシアティブ」のいっそうの推進を検討しており、こうした双方の要望が合致し、今回の協業となりました。
「IBMアカデミック・イニシアティブ」は、全世界のIBMで展開する産学連携活動「ユニバーシティ・リレーションズ」における取り組みの一つで、高等教育機関へIBM製品を提供することでIT教育の機会を提供、展開するプログラムです。日本では2004年から、IBMソフトウェア製品の大学への無償提供を展開していました。今回はさらに、システムi事業部を中心にした「IBMアカデミック・イニシアティブ for System i」として、日本IBMで初めて大学と“協業型”での授業展開の実施といった実践的IT教育支援へ、これまでの取り組みを拡大するものです。
武蔵大学では2007年9月からの後期に、経済学部において情報基礎教育の講義である「デジタル協働学基礎」を開講します。本講義は初年次教育のためのプロジェクト型授業(PBL: Project Based Learning)として実施され、仮想企業を経営するグループワークを通じて学生が実践的な思考力や問題解決力、ビジネス・コミュニケーション能力を身につけ、社会への関心や適応力を高めることを目的としています。授業内ではERP(Enterprise Resource Planning、企業資源計画)環境を使いながら会社経営シミュレーションを実施し、その進捗管理をグループウェアで行います。
日本IBMは武蔵大学に、IBMのミッドレンジ・サーバー「IBM(R) System i (TM)」、ERPソリューション「IBM iSeries (TM) Site」ならびにグループウェア「IBM Lotus Notes(R)/Lotus Domino(R)」を無償貸与し、これらを使ったシステム環境の構築とサポート、および必要に応じて授業への講師派遣を実施します。また、授業の企画についてコンサルティングを実施し、継続的な授業として定着させるために必要な支援を実施します。日本IBMは武蔵大学の2008年度以降の情報基礎教育授業へも、必要に応じた支援を継続する予定です。
以上
IBM、iSeries、Lotus Domino、Lotus Notes、System iは、IBM Corporationの商標。
<関連サイト>
IBMアカデミック・イニシアティブ
http://www.ibm.com/jp/software/academic/
IBM System iのためのアカデミック・イニシアティブ
http://www.ibm.com/systems/jp/i/academic/
<ホームページ>
武蔵大学 http://www.musashi.ac.jp/
日本IBM http://www.ibm.com/jp/