リニアテクノロジー、４００ｍＶリファレンス付き小型マイクロパワー・コンパレーターを販売
リニアテクノロジー、新製品「ＬＴ６７０３」を販売開始
低電圧設計で高精度を実現する４００ｍＶリファレンス付き小型マイクロパワー・コンパレータ
２００７年４月４日 － リニアテクノロジーは、マイクロパワー・コンパレータと４００ｍＶ電圧リファレンスを２ｍｍ×２ｍｍの小型パッケージに収容したデバイス「ＬＴ６７０３」の販売を開始しました。ＬＴ６７０３には入力極性が異なる２バージョンがあり、ＬＴ６７０３－２は非反転入力に接続された４００ｍＶリファレンスを内蔵し、ＬＴ６７０３－３は反転入力に接続された４００ｍＶリファレンスを内蔵しています。どちらのバージョンも１，０００個時の参考単価は９５円（税込み）からで、リニアテクノロジー国内販売代理店各社経由で販売されます。
ＬＴ６７０３は１．４Ｖ～１８Ｖの電源電圧で動作し、低電圧または非安定化電源に最適です。ＬＴ６７０３に必要な消費電流はわずか６．５μＡ、入力バイアス電流は１０ｎＡ以下です。総スレッショルド誤差がわずか１．２５％なので、電圧モニタやスレッショルド検出器に適しています。
ＬＴ６７０３は、小型で高精度なだけでなく非常に堅牢なデバイスであり、電源電圧に関係なく０～１８Ｖの入力電圧を使用できます。また、オープンコレクタ出力は電源に関係なく、１８Ｖにプルアップできます。
このＯｖｅｒ－Ｔｈｅ－Ｔｏｐ（Ｒ）機能により、ＬＴ６７０３は広範な信号にインターフェイス可能で、電圧レベル変換器として機能できます。さらに、ＬＴ６７０３はコンパレータ・ヒステリシスを備え、－４０℃～１２５℃で仕様が保証されているので、電気的ノイズの高い環境や高温環境で信頼できる動作が可能です。
ＬＴ６７０３について、リニアテクノロジーのデザイン・マネージャであるＢｒｅｎｄａｎ Ｗｈｅｌａｎは「この小型デバイスは電源電圧範囲が広く、入力や出力で１８Ｖを使用できるので、産業用アプリケーションに最適です」とコメントしています。
●ＬＴ６７０３の特長：
・電源電圧範囲：１．４Ｖ～１８Ｖ
・４００ｍＶ電圧リファレンスを内蔵
・スレッショルド精度：１．２５％（最大）
・消費電流：６．５μＡ
・入力バイアス電流：±１０ｎＡ（最大）
・内部ヒステリシス：６．５ｍＶ
・電源に関係なく、グランドから１８Ｖまでの入力範囲
・１８Ｖにプルアップ可能なオープンコレクタ出力
・入力極性の選択：ＬＴＣ６７０３－２／ＬＴＣ６７０３－３
・動作温度範囲：－４０℃～１２５℃
・２ｍｍ×２ｍｍ ＤＦＮパッケージ
●画像：小型マイクロパワー・コンパレータおよびリファレンス
（※ 関連資料を参照してください。）
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