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ニュースリリースのリリースコンテナ第一倉庫

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2024'10.03.Thu
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2007'04.12.Thu

セールスフォース、企業内の情報をオンデマンドで管理する「Salesforce Content」を発表

セールスフォース・ドットコム、「Salesforce Content」発表
Salesforce アプリケーションとプラットフォームを強化、非構造化情報をオンデマンドで管理

~Apex Contentにより、Salesforce プラットフォームを強化、企業内のすべての情報をオンデマンドで管理可能~

~Salesforce ContentExchangeにより、企業全体で Web 2.0 コンテンツ管理を実現~

~セールスフォース・ドットコム、Salesforce Contentのテクノロジーを提供するKoral社買収~


 オンデマンド・ビジネス・サービスのマーケットおよびテクノロジーのリーディングカンパニーであるセールスフォース・ドットコムは本日、企業内のあらゆる情報をオンデマンドで管理・共有する同社のプラットフォームとアプリケーション戦略を大幅に拡大する「Salesforce Content」を発表しました。「Apex Content」は、Salesforce プラットフォームを新たに拡張するもので、Web 2.0とコミュニティ参加の力を利用した新世代のコンテンツベースアプリケーションの作成を実現します。「Salesforce ContentExchange(コンテンツエクスチェンジ)」は、新しいプラットフォームテクノロジーを基盤として構築された新しいオンデマンド・アプリケーションで、ユーザは既存の「Salesforce CRM」で構造化されたデータを管理するのと同じように容易にドキュメントや非構造化データをオンデマンドで管理することができる初めてのサービスです。「Salesforce Content」により、セールスフォース・ドットコムのオンデマンドモデルのメリットと成功を全ての社員が享受できるようになります。

 セールスフォース・ドットコムの会長兼CEOのマーク・ベニオフは次のように述べています。「Salesforce Contentは、あらゆる情報をオンデマンドで管理するという当社のビジョンを象徴するものです。Salesforce Contentを利用すれば、従来の構造化情報だけではなく、非構造化情報も同じように管理できるようになります。1999年にセールスフォース・ドットコムはSiebelのようなクライアント・サーバ型ソフトウェアにより発生するコストや複雑さを取り除くことで SFAの市場に革命をもたらしました。そして今度は、Salesforce Contentにより、企業全体にオンデマンドモデルとWeb 2.0 の技術革新を拡大することでEMCDocumentumやMicrosoft Share Pointといった複雑なコンテンツ管理ソフトウェアからユーザを解放します」

Apex Content:コンテンツベースのオンデマンド・アプリケーションを作成するための新たなプラットフォーム機能セールスフォース・ドットコムは、「Apex Content」により、オフィス文書やHTML、映像/音声ファイル、電子メールといった非構造化データのプラットフォームサービスを提供する初のプロバイダとなります。企業はもはや自社運用型のドキュメント管理ソフトウェアを購入して、ドキュメントや他のコンテンツをベースにしたアプリケーションを作成する必要はありません。「Apex Content」がコンテンツプラットフォームを提供し、「AppSpace」や「Salesforce PRM」、「Salesforce Wealth Management Edition」をはじめとする「Salesforce」アプリケーションを強化し、あらゆる種類のドキュメントをオンデマンドで管理・共有できるようになります。「Apex Content」を利用することで、開発者はコンプライアンス(法令遵守)や臨床試験、デジタル資産管理などを目的とした新しい種類のコンテンツアプリケーションを作成することができます。「Apex Content」により、このようなテクノロジーをビジネスアプリケーションに活用することができ、非構造化データを管理・共有できるようになります。「Apex Content」を使って作成されたアプリケーションもまた、AJAXユーザインターフェースを備え、容易にカスタマイズができます。

 「Apex Content」のプラットフォームには、以下の機能が含まれています。


*Workspace Management(ワークスペース管理):ワークスペースとは、定義されたグループが安全に情報を管理・共有できる仮想の場所です。ワークスペースでは、部門間および企業間でも迅速にコラボレーションすることができ、異なるユーザグループがそれぞれ情報へのアクセス権限を持っています。また、プロジェクトごとのコラボレーションも迅速に設定・解除でき、管理も簡単です。

*Library Services(ライブラリサービス):「Apex Content」には、コンテンツリポジトリをはじめ、編集中にドキュメントをロックするチェックイン/チェックアウトサービス、変更履歴を管理するバージョンコントロール、コピー前の状態に戻す機能など、強力なエンタープライズ・コンテンツ・マネジメント・システムに必要とされるライブラリサービス機能が含まれています。「Apex Content」では、インテリジェントIDをすべてのドキュメントに埋め込むことにより、企業のナレッジベースに同一ドキュメントが複数のバージョンで存在しないように、優れたバージョンコントロールサービスを提供しています。また、「Apex Content」には1つのコンテンツに関わるあらゆるイベントを記録する監査機能もあり、コンテンツを共有、ダウンロード、印刷、さらに変更されたかどうかなど情報の質や用途を詳細に把握することができます。

*Content Classification Schema(コンテンツ分類スキーマ):一般消費者向けインターネットでは、ライトウェイトコラボレーションとコンテンツ管理には「tagging(タギング)」として知られるコミュニティベースの分類方式が最適とされていますが、ビジネスにおいてはシナリオが多く、エンタープライズ・コンテンツへのアプローチには、より高度なコントロールが求められます。「ApexContent」を利用することで、企業はカスタマイズ可能なコンテンツタイプを容易に設定し、各コンテンツタイプのどのメタデータを取得するのかを決めることができます。コミュニティとコントロールされた分類方式の両方を同時に提供することで、「Apex Content」ではコンテンツに関わるあらゆるタイプのコラボレーションのニーズに対応することができます。

*Full Text Index(フルテキストインデックス):「Apex Content」には、すべてのコンテンツをスキャンして、リッチ検索インデックスを作成し、ユーザがより正確に関連するコンテンツを配置できるようにするフルテキスト・インデックス・サービスの機能があります。フルテキストインデックスは、水平に拡大縮小が可能で、大量のデータセットや大規模なユーザコミュニティでも迅速に検索結果を得ることができます。

*Workflow(ワークフロー):エンタープライズ・コンテンツに関わるビジネスプロセスの構築には、社内にある非構造化データのフローを管理するルールが必要です。これにより、ドキュメントの承認や作業管理ドキュメントのルーティング、CADファイルなどのドキュメントを多数の人が同時にレビューするといったやり取りが可能になります。「Apex Content」の ワークフローサービスなら、ルールに基づいたやり取りの定義や、ワークフローのやり取りの起動ができます。


Salesforce ContentExchange:企業全体を支援するWeb 2.0 コンテンツ管理「Apex Content」の威力を最大限活用して作成されたアプリケーションが「Salesforce ContentExchange」です。「Salesforce ContentExchange」は、すべてのユーザとコンテンツを同期させながら、ドキュメントや電子メール、HTMLで使われている企業情報の保存、共有、検索、管理を支援します。「Salesforce ContentExchange」には、コミュニティ参加、tagging(タギング)、推薦、購読、AJAX ユーザインターフェースといったWeb 2.0アプリケーションの最高の概念が取り入れられ、利便性の高いソリューションを目的としたエンタープライズ・コンテンツ管理に適用されています。Web 2.0 の原理を適用することで、「Salesforce ContentExchange」は、ユーザの働き方を重視し、企業全体を支援するオンデマンドコンテンツ管理アプリケーションを提供します。

 「Salesforce ContentExchange」は、グループコンテンツを整理するフォルダベースのアプローチを排除し、企業がナレッジを管理する方法を大きく変えるものです。ユーザは、煩わしいフォルダ階層を調べなくても必要なコンテンツを迅速かつ簡単に検索できるようになり、さらに、お気に入りのコンテンツの購読や、更新情報の受け取り、他のユーザへのコンテンツの推薦もできるようになります。

 「Salesforce ContentExchange」には以下の機能が含まれています。

*Share(共有):旧来のコンテンツ管理システムを導入する際、最大の障害となっている要因の一つに、ユーザが自分のドキュメントやナレッジをシステムに登録し、社内で共有するのが難しいという点が挙げられます。「Salesforce ContentExchange」なら、ユーザは簡単にコンテンツを公開し、他のユーザと共有することができます。

*Tag(タグ):写真共有サービスの「Flickr」のように、一般消費者が写真を検索しやすくするために「ベニス」や「運河」といったラベルを写真にタグ付けする方法があります。「Salesforce ContentExchange」を利用することで、ユーザはビジネスドキュメントにタグを付けることができます。「競合」や「プレゼンテーション」といったタグを使うことで、ドキュメントの名前を知らなくても簡単に関連するドキュメントを検索することができます。コミュニティにおいてドキュメントにタグが追加されればされるほど、ユーザ以外の人が当該ドキュメントを簡単に見つけられるようになります。この手法は、一般消費者向けインターネットの世界で「folksonomy(フォークソノミー)」として普及しており、ユーザが群衆の叡智(wisdom of the crowd)をうまく活用することを可能にしています。

*Subscribe(配信先の登録):「Salesforce ContentExchange」なら、アプリケーションをサブスクリプション・モデルで稼動させることができます。あるユーザが、ドキュメントが配信されるよう登録している場合、そのユーザには当該ドキュメントが更新されるとすぐに自動的に通知されます。「Salesforce ContentExchange」では、トピックや著者に応じてドキュメント公開を登録することもでき、ユーザはどういう情報を受けとるかをコントロールできます。例えば、あるユーザが法務部に所属しており、いつSOX法に関する新たなドキュメントが作成されるのかを知りたいと思った場合、登録しておくことで自動的にそうした情報を得ることができるようになります。また、この社員が、いつ部門長が新しいレポートを書くのかを知りたいと思った場合でも、ドキュメント公開を個人的に登録することもでき、何か新しいものが公開されると自動的に通知されます。

*Rate & Comment(評価&コメント):一般消費者がホテルの予約やデジタルカメラの購入前にオンラインで評価やコメントを確認するように、「Salesforce ContentExchange」には、エンドユーザがコンテンツの質を評価したり、コンテンツについての意見やコメントを書いたりできる評価システム(レーティングシステム)が含まれています。コンテンツの作成者だけではなく、すべての見込みユーザに対してもフィードバック・ループを提供しています。

*Recommend(推薦):DVDネットレンタルの「Netflix」では、ユーザが映画を推薦できます。「Salesforce ContentExchange」も「Netflix」と同じように、キーワードやタグ、ユーザ評価に基づいてユーザに最適なドキュメントを薦めることができます。推薦により、ビジネスユーザは自分のニーズに合ったドキュメントをより簡単に検索できるようになります。

*Content Connect(コンテンツコネクト):「Salesforce ContentExchange」へのドキュメントや他のコンテンツの登録はとても簡単です。コンテンツを「Content Connect」にドラッグ・アンド・ドロップし、アプリケーションに追加するだけです。また、「Salesforce ContentExchange」なら、ドキュメントの分類方法を自動的に推薦したり、検索しやすいようにすべての登録コンテンツに自動的にインデックスを付けたりすることができます。この機能はコラボレーションをシンプルにし、業務の生産性を向上することができます。


【 価格と供給について 】
 「Salesforce ContentExchange」および「Apex Content」の価格は、2007年後半に発表予定です。

 「Apex Content」および「Salesforce ContentExchange」は、Koral Technologies社のテクノロジーをベースに構築される予定です。セールスフォース・ドットコムは、2007年3月にKoral社を買収しました。買収に関する条件は非公開です。


【 セールスフォース・ドットコムについて 】
 セールスフォース・ドットコムは、オンデマンド・ビジネス・サービスのマーケットおよびテクノロジーのリーディングカンパニーです。同社のオンデマンド・アプリケーション「Salesforce(セールスフォース)」を利用することにより、顧客企業の営業、サポート、マーケティング部門の支援やパートナー情報の共有および一元管理がオンデマンドで行うことができます。また、同社の世界初のオンデマンド・プ ラットフォーム「Apex(エイペックス)」を利用することで、強力なオンデマンド・アプリケーションを構築し、マルチテナントとBusiness Webのメリットを、CRMを超えた領域にも拡大することが可能となります。すべての「Apex」のコンポーネントとアプリケーションは、オンデマンド・アプリケーション・ディレクトリ「AppExchange(アップエクスチェンジ)」( http://www.salesforce.com/jp/appexchange/ )を通じて、容易に共有・交換・インストールすることができます。さらに、ユーザがサービスを最大限有効に活用できるよう、トレーニング、サポート、コンサルティング、ベストプラクティスといった導入支援のためのサービス「Successforce(サクセスフォース)」も 提供しています。


 2007年1月31日現在、同社のサービスは、みずほ情報総研株式会社、損保ジャパンDC証券株式会社、日立ソフトウェアエンジニアリング株式会社、ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社、日清フーズ株式会社(敬称略、順不同)を含む、世界29,800社、646,000ユーザに利用されています。

 本リリースおよび他のリリースや発表などで言及している今後提供予定のサービスや機能は、現在のところ利用できません。サービスおよび機能の提供開始日は事前の予告なく延期または中止される可能性があります。セールスフォース・ドットコムのアプリケーションを購入する場合は、現在利用可能な機能を基に、購入の意思決定を行うものとします。

 セールスフォース・ドットコムは、本社をサンフランシスコに置き、ヨーロッパならびにアジアでも事業を展開しています。同社は、ニューヨーク証券取引所に上場しており、ティッカーシンボルCRMで取引されています。詳しい情報は、http://www.salesforce.com/jp/をご覧ください。


【 一般の方のお問合せ先 】
■株式会社セールスフォース・ドットコム
 TEL:03-5793-8301 E-mail:info@jp.salesforce.com
 URL:http://www.salesforce.com/jp/


※当資料は、2007年4月10日に米国で発表されたニュースリリースの抄訳版です。

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