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ニュースリリースのリリースコンテナ第一倉庫

ニュースサイトなど宛てに広く配信された、ニュースリリース(プレスリリース)、 開示情報、IPO企業情報の備忘録。 大手サイトが順次削除するリリースバックナンバーも、蓄積・無料公開していきます。 ※リリース文中の固有名詞は、発表社等の商標、登録商標です。 ※リリース文はニュースサイト等マスコミ向けに広く公開されたものですが、著作権は発表社に帰属しています。

2024'10.03.Thu
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2007'04.12.Thu

SII、直径0.95mmの超小型モーターの開発に成功

『直径0.95mm』世界最小径の超小型モータの開発に成功


 セイコーインスツル株式会社(略称:SII、社長:新保雅文、本社:千葉市美浜区中瀬1-8、電話:043-211-1111(代))は、首都大学東京 守屋正名誉教授(東京都八王子市南大沢1-1)と東京農工大学大学院 技術経営研究科長 古川勇二教授(東京都小金井市中町2-24-16)の発明に基づき、東京農工大学古川研究室と共同で、直径0.95mmの世界最小径(※1)の超小型モータの開発に成功いたしました。

 従来の小型モータは、例えば電磁式モータの場合、コイルや磁石の小型化に限界があるため、直径1mm以下を実現することは非常に困難でありました。また、超音波モータの場合も、圧電素子や与圧機構の配置に工夫が必要であり、同様に小型化には限界がありました。

 今回開発した超小型モータは、モータ外部に超音波発振源を置き、直径50ミクロンの金属ワイヤを導波路として用いて先端のコイル状のステータに超音波を伝播し、ステータに接触したシリンダ状のロータを回転させる原理であり、超音波モータの一種と言うことが出来ます。従来の各種モータと比較して、構造が極めて単純で、部品数が少なく、小型化に適しています。導波路の金属ワイヤには、機械式腕時計用のゼンマイ材料として開発され、現在は多方面で使われ高い信頼を得ているスプロン材を使用しています。
 また超音波発振源を外に置き、電気信号をモータ本体に伝えるのではなく、振動を直接モータ本体に伝えて回転させる構造となっているため、液中での回転も可能となっています。

 セイコーインスツル株式会社は、長年の腕時計の開発・製造で培った高精度加工技術を応用し、今回、超小型モータの開発に成功しました。今後は、モータとしての更なる特性向上を図りながら、様々な分野における応用の可能性を探っていきます。

(※1) 2007年3月15日現在弊社調べ

●参考仕様
 サイズ : φ0.95mm×L3.6mm (ロータ軸除く)
 回転数 : 2000~4000 rpm
 トルク : 0.2μN・m以下


<この件に関するお問い合わせ先>
セイコーインスツル株式会社
マイクロメカビジネスユニット
MM企画開発部
TEL:043-211-1248

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