JTB、訪日外国人向け旅行サイト「JAPANiCAN.com」を開設
JTB、訪日外国人旅行サイトを4月18日から開設
―訪日外国人の個人旅行化とオンライン化に対応
―オンラインとリアルの融合による快適な日本滞在を実現
JTBは、訪日外国人向けの旅行サイトを「JAPANiCAN(ジャパニカン).com(ドットコム)」の名称で4月18日から開設します。
同サイトは、1)宿泊予約、2)ツアー予約※、3)旅行情報提供の3つの機能を有します。
1)宿泊予約は、JTBが契約している8,000施設の中から訪日外国人向けに厳選した1,000施設を登録しています。
2)ツアー予約に関しては、訪日観光実績No.1ブランド「サンライズツアー」から同様に100コースを厳選しています。
3)旅行情報提供については、JTBグループの出版会社のJTBパブリッシングが保有する2万の観光情報から4,500の観光・イベント情報を提供していきます。また、テレビ新広島の「Japan in Motion」の動画サイトとの連携や訪日外国人からの口コミ情報の掲載も予定しており、コミュニケーションツールとしての機能も付与して展開していきます。
更に将来的には双方向型のFAQ(頻繁に尋ねられる質問とその回答集)を充実させ、利用者側の外国人視線を重視したコンテンツを目指します。
※ツアー予約のオンライン化は6月末からです。それまでは電話・FAX・メールなど、オフラインでの対応になります。
政府が推進している外国人訪日促進戦略としてのヴィジット・ジャパン・キャンペーン(VJC)の効果などにより、訪日外国人数は順調に伸びています。(※1参照)
その中でも欧米、アジアからの訪日外国人の個人旅行(FIT)化とそれに伴い、オンラインでの申込みが急速に増加しています。この流れに対応するためJTBは、従来の現地旅行会社への営業とともにFIT(個人旅行)オンライン販売体制の導入を実施します。それが「JAPANiCAN(ジャパニカン).com(ドットコム)」です。
JTBグループは、インバウンド事業(訪日外国人旅行)に90年以上携わっている「JTBグローバルマーケティング&トラベル」の専門性によるノウハウ・情報と、インターネット事業会社の「i.JTB(アイドットJTB)」のWebマーケットにおけるノウハウを融合させ、急成長の訪日外国人FITマーケットのシェア拡大に取組んでいきます。また、リアルとオンラインを融合したメリットを最大限引き出し、訪日外国人の快適な日本での滞在を推進していきます。
例えば、多言語対応ドライバー付き車両、高品質のガイド・スタッフサービス、文化体験プログラムの提供、オンラインと各地空港カウンターサービスの連携(空港でのコンシェルジュサービス)などです。今年度中に英語サイトに加えて韓国語・中国語のサイトも展開していく予定です。
初年度販売目標は、取扱額11億円です。2010年度には100億円を目指します。
JAPANiCANとは
「JAPANiCAN(ジャパニカン).com(ドットコム)」は、外国人用で、日本を個人旅行する人や、日本の文化を愛する人々を応援するサイトです。
このサイトを通じて、日本に魅力と関心を持ち、日本を訪問してもらうことを願っています。その思いは、日本(JAPAN)×私(I)+目(Eye)+情報(Information)×無限の可能性(CAN)サイト名であるJAPANiCAN込められています。
URL:www.japanican.com (4月18日オープン)
※1 資料:国際観光振興機構(JNTO)訪日外客数による
※参考資料を参照