ケンウッド、DLNAガイドラインに対応した小型データ通信モジュールを開発
DLNA対応製品の開発・設計を容易にする、
業界初の小型データ通信モジュールを開発
株式会社ケンウッド(社長:河原 春郎、本社:東京都八王子市)は、DLNAガイドラインに対応した小型データ通信モジュールを開発しましたのでお知らせします。
今回開発したモジュールは、デバイスとしては業界で初めてDLNA(Digital Living Network Alliance)ガイドラインに対応しており、このモジュールを既存製品に組み込むことで、DLNAに対応した製品の早期開発・設計が可能となります。
また、ネットワーク機能をつかさどるプロセッサーには、株式会社ルネサス テクノロジ製プロセッサー「SH7619」を採用したことにより、モジュールの小型化(W75×H40×D14mm)を実現しました。
なお、本モジュールでは組み込む製品の仕様に合わせてAudio-DAC、USB、有線LANまたは無線LANなどの実装機能選択が可能となっており、より広範囲な製品への応用を考慮しています。
小型データ通信モジュール NMD-000(仮称)
※添付資料を参照
具体的な製品の応用例としては、カーオーディオや、ホームオーディオなどのステレオシステム、ポータブルデバイスのクレードルオプションシステムやHDD/DVDレコーダー、デジタルテレビなどのAVシステムなどが上げられます。本モジュールを搭載することにより、専用ケーブルなどによる接続なしに、DLNAに対応した製品間でデジタルコンテンツを相互に楽しむことが可能になります。
当社は、ホームエレクトロニクス、カーエレクトロニクス、コミュニケーションズ(無線機器)の3事業を手がける唯一の専業メーカーとして、コアコンピタンスである「音」と「無線通信」の融合を進め、デジタルメディアで結ぶ新しいシームレスなエンターテイメント環境を実現するとともに、新しい技術を積極的に取り入れた製品・デバイスの開発にも注力し、デジタル/ネットワーク時代にふさわしい「音のエンターテイメント」の新境地を開拓していきます。
DLNA(Digital Living Network Alliance)・・・デジタル家電、モバイル、パソコンの各業界をリードする企業が集まり、デジタル時代の相互接続性を実現させるための標準化活動を推進する団体
ケンウッドは、「Mobile&Home Multimedia System」の分野で、カーエレクトロニクス、コミュニケーションズ、ホームエレクトロニクスの3事業を展開しています。そして、国内11社、海外22社の関連会社とともに、「新鮮な驚きや感動で人々に幸せな気持ちを創ろう。」というビジョンの実現をめざします。