リニアテクノロジー、高効率なユニバーサル携帯電話LED/カメラ・ドライバーを発売
リニアテクノロジー、新製品「LTC3207」を販売開始
総出力電流600mA、効率92%のユニバーサル携帯電話LED/カメラ・ドライバ
リニアテクノロジーは、携帯電話のディスプレイおよび照明向けのインダクタ不要の低ノイズ、高効率、LED/カメラ・ドライバ「LTC3207」の販売を開始しました。高さの低い24ピンQFN(4mm×4mm)パッケージで供給されるLTC3207は、5個の小さいコンデンサを使用するだけで、小型で完全なLED電源および電流コントローラ・ソリューションを構成することができます。
1,000個時の参考単価は246円(税込み)からで、リニアテクノロジー国内販売代理店各社経由で販売されます。
LTC3207はメイン、サブ、RGB、補助または汎用(GPO)ディスプレイ/ライト/出力向けに個別に設定可能な12の電流源を供給するとともに、1つの高電流400mA LEDカメラ・ライトをドライブすることができます。ユニバーサル電流源はデジタル制御機能を備え、シンプルな2線I2Cシリアル・インターフェイスを介して調光、輝度、点滅、グラデーションを個別に制御可能です。カメラ・フラッシュ(パルス)またはトーチ(連続)電流レベルをCAMHLピンでリアルタイムに選択可能ですが、I2Cポートで制御することも可能です。LTC3207の2.9V~5.5Vという入力電圧範囲は、1セル・リチウムイオン/ポリマー・バッテリ・アプリケーション向けに最適化されています。リチウム・バッテリ(公称3.6V)駆動時の効率は92%に達し、消費電流はわずか500μAなので、バッテリ動作時間を最大限に延ばします。スルーレートが制限されたスイッチングにより、伝導および放射ノイズ(EMI)を低減します。
LTC3207のマルチモード・チャージポンプは、低ノイズ固定周波数動作を特長とし、VINとLED順方向電圧の状態に基づいて自動的に効率を最適化します。
このデバイスは1倍モードで起動し、いずれかのイネーブルされたLED電流源がドロップアウト状態に近づくと自動的に昇圧モード(1.5倍)に切り換わり、次のドロップアウトで2倍モードに切り換わります。内部回路により、起動時およびモード切り替え時の突入電流や過度の入力ノイズを防止します。
また、短絡および熱保護機能を搭載しています。
【 LTC3207の特長 】
・1倍/1.5倍/2倍のマルチモード・チャージポンプにより、最大92%の効率を達成
・スルーレート制限付きスイッチングにより、伝導および放射ノイズ(EMI)を低減
・最大600mAの総出力電流
・64段階のリニア輝度制御付きの個別に設定可能な12の28mAユニバーサル電流源
・16段階のリニア輝度制御付きの400mAカメラLED電流源と2秒高電流安全タイマ
・2線I2Cインターフェイスを使用して電流源ごとにオン/オフ、輝度、点滅、グラデーションを個別に制御
・自動または手動のモード切り替え
・低ノイズ、固定周波数動作
・ソフトスタート機能により、突入電流を制限
・短絡/熱保護機能
・入力電圧範囲:2.9V~4.5V
・高さの低い4mm×4mm×0.75mm QFN-24 パッケージ
注:I2Cの2は上付、VINのINは下付。
フォトキャプション:600mAユニバーサル複数出力LED/カメラ・ドライバ
Copyright:2007 Linear Technology
以 上
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http://www.linear-tech.co.jp