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ニュースリリースのリリースコンテナ第一倉庫

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2024'11.28.Thu
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2007'04.17.Tue

富士フイルム、画像解析システム「ルミノ・イメージアナライザー」の全自動タイプ3機種を発売

高感度・高精細を実現するバイオ研究用画像解析システムのラインアップを拡充
富士フイルム「ルミノ・イメージアナライザー LAS-4000シリーズ」
「LAS-4000 IR multi color」「LAS-4000 multi color」「LAS-4000」
新 発 売


 富士フイルム株式会社(社長:古森 重隆)は、バイオ研究分野において遺伝子やタンパク質などの生体物質の解析に用いられる、冷却CCDカメラ方式の画像解析システム「ルミノ・イメージアナライザー」に全自動タイプのLAS-4000シリーズ「LAS-4000 IR multi color」、「LAS-4000 multi color」、「LAS-4000」3機種をラインアップして、4月16日より発売いたします。

 「ルミノ・イメージアナライザー」は、当社が独自開発した有効画素数320万画素スーパーCCDハニカム※1とF0.85の明るいFUJINONレンズを搭載した冷却CCDカメラ※2による化学発光画像・生物発光画像・蛍光画像など微弱光を検出する画像解析システムです。1997年の発売以来、これまで世界中の大学や公的研究機関、製薬会社・創薬ベンチャーなどのバイオ系研究所などに導入され、X線フィルム並の感度と高精細な画質を実現する画像解析システムとして、ガンや再生医療分野の基礎研究はもちろん、ウエスタンブロット法※3によるBSE、SARSなどの感染症の研究などに大きく貢献しています。

 今回発売いたします「ルミノ・イメージアナライザー LAS-4000シリーズ」は、研究目的や用途により選べる 3つのタイプを用意しました。

 シリーズ最高位の「LAS-4000 IR multi color」は、試薬を使った化学反応による発光(化学発光)や生物発光の検出、5色のLED励起光源※4を使った多彩な蛍光検出を可能にするマルチタイプです。蛍光検出を可能にする励起光源には青色・緑色・赤色のLED落射光※5に加え、今回、赤外線落射光源と紫外線落射光源を搭載しました。赤外線落射光源は、生体への透過性が高く検出ノイズが低いという赤外線の特長を生かし、例えばマウス体内へ投与した物質の集積を体外からより高感度・高画質で観察できるなど、in vivoイメージング※6に効果を発揮します。今回710nm(ナノメートルは10億分の1メートル)の赤外光を採用しました。また紫外線落射光源も搭載し、紫外光を励起波長とするナノサイズの無機蛍光粒子を使った蛍光検出にも対応します。ナノサイズの無機蛍光粒子は、励起波長と発光波長の差が大きく、検出時のノイズが低いことから新たな検出手法として注目を集めています。

 他にも化学発光と生物発光の検出、青色・緑色・赤色の3種類をLED励起光源として蛍光検出に対応するスタンダードタイプの「LAS-4000 multi color」と、化学発光・生物発光をメインに青色のLEDによる蛍光検出に対応するベーシックタイプの「LAS-4000」をラインアップしました。

 富士フイルムは、ライフサイエンス事業を成長戦略の柱の一つと位置づけ、この分野の事業拡大を強力に推進しています。中でも、当社が長年写真技術で培った有機合成技術や光学技術を生かした画像解析システムは、すでに累積5,000台以上が世界中で導入され、最新のバイオ研究に大きく貢献しています。今後も、生命科学、医学、医薬品の発展に寄与すべく、取り組んでまいります。


※1:スーパー CCDハニカム:フォトダイオード配列を従来型CCDの正方格子配列から45度回転させ、フォトダイオードの形状を受光面積の大きい八角形にしたもの。これにより、解像度・感度・ダイナミックレンジ・S/N・色再現性などの要素をバランス良く向上させ高画質を実現している。

※2:冷却CCDカメラ:CCDチップを冷却することにより、長時間露光時に顕著に表れるノイズを低減させることができる。一般用途のデジタルカメラに比べ、およそ、4~5桁低い微弱な光の検出が可能。

※3:ウエスタンブロッド法:抗体を利用してサンプルに含まれるタンパク質の量などを正確に測定する方法。

※4:励起光源:蛍光を発する物質(蛍光試薬や蛍光タンパク質)を最も効率よく発光させるための光源。蛍光灯、ハロゲンランプ、レーザー、LEDなどがある。

※5:落射光:落射とは対象物を上から照射する意味。生き物のような立体物の検出には落射光が適しています。

※6:in vivoイメージング:マウスなど実験動物体内の、タンパク質など生体物質の位置や濃度分布を生きたままの状態で画像化し検出すること。


*商品概要は、添付資料をご参照ください。


■本文中のすべてのブランド名または製品名は各社の商標、もしくは登録商標です。
■仕様につきましては改良のためお断り無く変更することがあります。


 本件に関するお問い合わせは、下記にお願いいたします。
 お客さま ライフサイエンス事業部  TEL 03-6271-2201

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