フジノン、32倍高倍率ズーム搭載の監視カメラ用デイナイトズームレンズを発売
世界初 メガピクセルカメラ対応の32倍高倍率ズームレンズを開発!
FUJINON 監視カメラ用デイナイトズームレンズ「D32×10R」 新発売
業界最高水準の高画質の実現により、遠距離監視や防災監視に威力を発揮!!
富士フイルムグループのフジノン株式会社(社長:樋口武)は、監視カメラ用ズームレンズシリーズの新ラインアップとして、世界で初めて(※1)、メガピクセルカメラに対応し、小型・軽量・業界最高水準の高画質を実現した32倍高倍率ズームレンズを開発。デイナイト(昼夜兼用)ズームレンズ「D32×10R」として、6月上旬より発売いたします。
昨今、メガピクセルタイプのデイナイト(昼夜兼用)CCDカメラが登場する中、より高性能な監視カメラ用レンズと組み合わせて、「24時間昼夜を問わず、鮮明な高画質映像で監視したい」、更には「より遠方の映像を高画質に映し出して、識別したい」というニーズが高まっております。
このようなニーズに応えて開発された「D32×10R」は、光学32倍の高倍率と業界最高水準の高画質を実現しており、港湾・空港等の遠距離監視やダム・河川等の防災監視で威力を発揮いたします。
※1 光学20倍を越える高倍率ズームを搭載した監視カメラ用ズームレンズでは世界初。
平成19年3月20日現在、当社調べ。
1.「D32×10R」の主な特長
・世界初 メガピクセルカメラ対応の32倍高倍率ズームレンズ。
・業界最高水準の高画質を実現し、映像の細部まで識別が容易に。
・デイナイト対応で昼夜を問わず、24時間、鮮明な高画質映像での監視を実現。
・小型・軽量化の実現により、コンパクトな遠距離監視システムの構築が可能。
2.製品概要
(1)製品名: FUJINON 監視カメラ用ズームレンズ「D32×10R」
(2)価格: オープン価格
(3)発売時期: 2007年6月上旬
(4)発売地域: 全世界
(5)初年度販売見込み: 1,000台
(6)機能と特長
◇世界初 メガピクセルカメラ対応の32倍高倍率ズームレンズ
放送用ハイビジョンレンズの高度な光学技術を駆使し、光学32倍の高倍率と高画質を同時に実現。20倍を越える高倍率ズームレンズでは、世界で初めてメガピクセルカメラに対応したズームレンズです。
◇業界最高水準の高画質を実現し、映像の細部まで識別が容易に
業界最高水準の高画質の実現により、映像の細部まで識別が容易になりました。更に、光学32倍とデジタル2倍のズーム併用により64倍となり、望遠映像の細部も識別しやすくなりました。
◇デイナイト対応で昼夜を問わず、24時間、鮮明な高画質映像での監視を実現
特殊光学ガラスの採用と高度な光学設計技術により、軸上色収差(※2)を限りなく抑えることに成功。夜間の近赤外照明時に不意な可視光が侵入した場合にも、鮮明な高画質映像が得られます。
※2 光軸上での光の波長による焦点のズレ
◇特殊ワイドバンドコート採用により、暗所でも明るい映像を実現
フジノン独自の特殊ワイドバンドコート採用により、近赤外域においても十分な透過率を確保。暗所でも、近赤外投光器の併用で明るい映像を捉え、さらに近赤外投光器の光が届きにくい遠距離でも鮮明な映像を得ることができます。
◇小型・軽量化の実現によりコンパクトな遠距離監視システムの構築が可能
光学32倍の高倍率を達成しながら、従来の22倍のズームレンズと同サイズを実現。既存の小型ハウジングへの収納が可能となり、港湾・空港等の遠距離監視やダム・河川等の防災監視において、コンパクトな広域・遠距離監視システムが構築できます。
3.主な仕様
《Cマウントデイナイトズームレンズ(D32×10R)》
D32×10R4D-V41
カメラ仕様 1/2型(1/3型にも使用可能)
最大口径比 1:2.5
絞り範囲 F2.5-T1500
焦点距離 10mm-320mm
近赤外光対応 あり
コントロール方式 CCTVコントロール方式
オートアイリス VIDEO方式
最至近撮影距離(M.O.D.) 3m
マウント C
質量約 2.5(kg)