サン、リモート監視・運用支援ソリューションの日本語版を提供開始
サン、ITIL準拠のリモート運用支援ソリューション「Sun Managed Operations」の提供を開始
- 他社製品もサービス対象とした、選択型IT運用アウトソーシング・サービス -
サン・マイクロシステムズ株式会社(本社:東京都世田谷区、代表取締役社長:末次 朝彦、以下サン)は、複雑化したIT環境におけるシステム運用の最適化とコスト削減を同時に実現するリモート監視/運用支援ソリューション「Sun Managed Operations」の日本語での提供を本日から開始したことを発表します。
価格は、リモート監視サービスで年間1,500,000円(税別、サーバー10ノード)から、リモート運用サービスでバックアップ運用のアウトソーシングを請負う場合年間7,500,000円(税別、サーバー10ノード、外部ストレージ10TB分)からとなっています(いずれも参考価格)。
今日のグローバル化およびマルチベンダー化した複雑なIT環境において、高い可用性やセキュリティを維持しつつ、効率よくシステムを運用していくことは重要な経営課題の一つとなっています。その解決策として、システムの運用管理をアウトソーシングすることで、運用管理品質の向上、コストの削減、そして本来のビジネスへの集中を目指す企業が増えています。「Sun Managed Operations」はこうしたニーズに応えるもので、高い技術力と幅広い知識を持ったサンのエンジニアがシステムの運用をリモートから支援する費用対効果の高いサービスです。その特色は、以下のとおりです。
【Sun Managed Operationsの特色】
[ 選択型IT運用アウトソーシング ]
ITインフラ全体の運用をアウトソーシングすることは様々なリスクがありますが、「Sun Managed Operations」ではお客様が選択される部分の運用のみを委託可能です。これにより、日本版SOX法対応等で年々複雑化するシステムの運用管理において、お客様はその委託分野に関しては解放され、本来の業務への回帰が可能となり、進化する次世代の技術へタイムリーな対応が可能となります。
[ 異機種混在環境のサポート ]
最大の特色のひとつは、Sun/Solaris(TM)システムはもちろん、他社製ハードウエアおよびオペレーティングシステム、さらにその上で稼働する各種アプリケーションやネットワーク機器、ストレージ製品などもサービスの提供対象とすることが可能な点です。現在の複雑化したIT環境では、単一のベンダーがすべての機器を提供する例は稀です。しかしながら、多種多様な機器すべての扱いに熟知したエンジニアを雇用することは極めて難しく、できたとしても莫大なコストが必要です。「Sun Managed Operations」では、各社の製品それぞれに精通したスペシャリストが、リモートからお客様をサポートします。
[ TCOの削減 ]
お客様のご要望にあわせて、運用の内容・範囲をカスタマイズすることができるため、TCOの削減と業務クオリティを高いレベルで両立させることができます。
また、運用・管理に関わるソフトウェアはすべてサンから提供しますので、運用システム構築に関する莫大な投資をする必要がなく、また、すぐにサービス提供を受けることが可能です。
[ ITIL準拠の運用 ]
システム運用のベスト・プラクティスとして注目されているITIL(IT Infrastructure Library)にて実装することが求められている、システムで発生するイベントから対応が必要と思われる事象のみを取り出す「インシデント管理」や、全ての変更作業を管理する「変更管理」のツールを提供します。また、トラブル対応時に対応にあたるエンジニア内ではナレッジ・ベースを用いた情報共有がされており、迅速かつ的確な対応を行います。
また、グローバルに展開する複数拠点も一括して監視および運用支援が可能です。これらの特徴によって、一般的なアウトソーシング契約とは異なり、柔軟性に優れ、付加価値の高い支援サービスを提供します。
【Sun Managed Operationsのサービス内容】
「Sun Managed Operations」には次の4種類のサービスがあり、ニーズに合わせて各サービスを組み合わせることも、またそれぞれのサービス内容を柔軟にカスタマイズすることもできます。
■ リモート監視サービス
システムを24時間365日にわたりリモートから監視し、対応が必要なインシデントが発生した場合、速やかに通知します。
■ リモート運用サービス
リモート監視サービスの内容に加え、インシデント発生時の原因調査と復旧作業、ログ・ファイルの管理、定期的なプロセス再起動などの運用業務の代行も行います。
■ リモート拡張運用サービス
システムのバックアップ、リストア、パッチの適用、お客様固有のアプリケーション管理など、ニーズに合わせた幅広いサービスを提供します。
■ セキュリティ運用サービス
ファイアウォールの設定・運用、VPNの構築・運用、侵入検知システムの運用、リスク・アセスメントなど、データセンター全体を見据えたセキュリティの確立を支援します。
【Sun Managed Operationsの技術的特長】
「Sun Managed Operations」では、CTA(Control Tower Appliance)と呼ばれる機器を用いて、対象システムの管理を行います。CTAはお客様のシステムで発生したアラームを受信し、対応が不要なアラームを取り除いた後、暗号化処理を行ったうえでデータをサンへ転送します。この際に送られるデータはアラームに関する計測データのみで、お客様の業務データなどが混入する危険性はありません。また、途中経路の暗号化にはSSLが用いられており、内容の秘匿性も確保されます。さらにサン側の受けシステムについても、極めて堅牢なセキュリティ・ポリシーが設定されており、外部からの攻撃を遮断する体制が構築されています。
なお、本サービスの詳細については下記URLを併せてご参照ください。
http://jp.sun.com/service/mgdopservices
* Sun、Sun Microsystems、サンのロゴマーク、Solarisは、米国Sun Microsystems, Inc.の米国およびその他の国における商標または登録商標です。
* その他の記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
<本件に関する一般のお客様からのお問い合わせ先>
サン・マイクロシステムズ株式会社
Sun Center(サンセンター)
TEL:03-5717-5033
(平日 9:00-11:45、13:00-17:00)