JEITA、3月の民生用電子機器国内出荷実績を発表
2007年3月民生用電子機器国内出荷実績
【 3月の概況 】
民生用電子機器の3月出荷金額は2,678億円、前年比105.7%と4ヶ月連続の前年比増となった。2006年度の出荷金額は2兆7,650億円、前年比107.2%と、2002年度から5年連続でプラスが続いている。
分野別に見ると、映像機器国内出荷金額は、薄型テレビが好調を維持しており、1,712億円、前年比106.6%と8ヶ月連続プラスであった。年度計でも、薄型テレビが牽引して1兆8,010億円、前年比110.5%と5年連続プラスとなった。
音声機器国内出荷金額は、デジタルオーディオプレーヤが好調で184億円、前年比116.1%と、5ヶ月振りの前年比増となった。しかし、2006年度計では、2,226億円、90.7%とマイナスであった。
カーAVC機器国内出荷金額は、カーナビゲーションシステムが堅調で、全体では781億円、前年比101.8%で、16ヶ月連続のプラスとなった。2006年度実績は7,413億円、105.2%であった。
【 主要製品別動向 】
○3月のカラーテレビ全体計(CRT+液晶+PDP)は825千台、前年比100.8%で2ヶ月連続のプラスであった。3月の構成比(台数ベース)は、CRTが11.4%、PDPが7.1%、液晶は81.6%と8割を超え過去最高を更新した。2006年度計では、CRTが17.6%、液晶が72.4%、PDPが10.0%となっている。
○液晶カラーテレビのほとんどを占める10型以上が666千台、前年比137.2%と好調を維持している。10型以上のうち16:9が591千台、同173.5%であり、37型以上は136千台、同206.8%と更に高い伸びを示した。
○PDPは58千台、前年比147.1%と20ヶ月連続の二桁増となった。43型以下が8割以上を占めている。
○DVDビデオは、422千台、前年比77.1%と10ヶ月続いて前年割れした。DVD録再機の9割以上を占めるHDD内蔵型は197千台、同74.9%と二ヶ月連続のマイナスであった。再生機も前年比90.3%とマイナスに転じた。
○ビデオ一体型カメラは173千台、前年比79.9%とマイナスに転じた。
○ステレオセットは、113千台、前年比77.7%と前年割れした。
○デジタルオーディオプレーヤは440千台、前年比146.3%とプラスに転じた。そのうちの9割、397千台がフラッシュメモリを使用するタイプである。2006年度の国内出荷計は6,484千台、106.0%、そのうち86.2%がフラッシュメモリ・タイプであった。
○カーオーディオでは、カーステレオが前年比77.7%と15ヶ月連続でマイナスであり、出荷規模の大きいカーCDプレーヤも607千台、前年比92.5%と5ヶ月続けて前年割れした。
○カーカラーテレビは110千台、前年比111.5%と6ヶ月連続のプラス、カーDVDは27千台、124.8%と9ヶ月連続のプラスであった。カーナビゲーションシステムは455千台、同101.9%で5ヶ月連続の前年比増であった。3月のソース別構成比は、HDDタイプ(通信端末等含む)が61.9%、DVD-ROMタイプは38.0%であった。
○ETC車載ユニットは446千台、前年比102.0%と2ヶ月連続で前年比増となった。
※下記は添付資料を参照
・民生用電子機器国内出荷実績など
・地上デジタル放送受信機器国内出荷実績