三井住友カード、中小企業・個人事業主向けファイナンスビジネスを開始
中小企業・個人事業主向けファイナンスビジネスを開始
~加盟店向けに資金調達ニーズに対応した新型ビジネスカードを発行~
三井住友カード株式会社(本社:東京都港区、社長:月原紘一)は、中小企業・個人事業主の資金調達ニーズに対応する新たなファイナンススキームを開発し、キャッシング(無担保融資)機能を備えた加盟店向け新型ビジネスカード「マーチャントメンバーズクラブ:Merchant Members Club (MMC)」の取扱いを2007年5月中旬より開始いたします。
なお、自社の加盟店に特化した専用ビジネスカードの発行・自社ノウハウによるファイナンススキームの構築は、カード業界において初めての取り組みであり、本スキームはビジネスモデル特許を出願中です。
三井住友カードでは、「会員ビジネス」とならび重要な「加盟店ビジネス」において、振込金額や売上明細を確認できる「インターネットサービス」や「マーケティングデータ還元サービス」、無料の「福利厚生サービス」など様々な側面から加盟店をサポートするサービスを提供してまいりました。
現在、弊社の加盟店は約360万店強にのぼりますが、飲食店や小売店、ネット店舗などの中小企業・個人事業主も多く、機動性の高い資金調達もニーズの1つでした。
今回、新たに発行するビジネスカード「マーチャントメンバーズクラブ(MMC)」は弊社加盟店を対象としており、今までのビジネスカードが持つショッピング機能やオフィス用品デリバリーサービスなどのサポート機能に加え、最高500万円までのキャッシング機能を備えており、急な資金や短期資金の調達など中小企業や個人事業主が抱える資金調達ニーズに対応しております。
従来の事業性与信スキームは、企業の財務諸表分析や事業者の個人信用力分析をベースにしたものが主流ですが、マーチャントメンバーズクラブ(MMC)の審査モデルは、加盟店業務(アクワイアリング)を行うカード会社のみが持つ、加盟店情報やカード売上のキャッシュフロー情報をベースとしている点が大きな特長です。
弊社では、加盟店との永年のお取引により培った「加盟店属性情報」や「売上情報」に加え、同加盟店の「利用会員層」など約4億件にも及ぶ豊富なデータを分析し、独自のスコアリングモデルを構築いたしました。また、弊社の加盟店が対象であることから、カード売上動向などを把握し適切な与信管理が可能となります。
三井住友カードでは、本カード発行により加盟店との一層の関係強化を図るとともに、更なる利便性向上に努め、新たなビジネス基盤の構築を図ってまいります。
【ビジネスカードについて】
ビジネスカードは、中小企業オーナー・個人事業主などの「ビジネスオーナー」を対象とした法人カードで、個人向けカードに比べて利用可能額が高額、カード決済による経費支払の一本化や効率化が図れる、様々なビジネスサポートが提供されることなどから、利用が広がっています。ビザ・インターナショナルによると、米国では、カード会社のビジネスオーナーに焦点を当てた商品開発と活発なマーケティング活動により潜在ニーズが喚起され、2000年から2004年の間に「ビジネスカード」の売上高規模が約3倍に伸びたといわれております。
【マーチャントメンバーズクラブ(MMC)カード概要】
※添付資料を参照
【カードデザイン】
※添付資料を参照
以 上