NGS、電子国土Webシステムと連携したWeb基準点管理システムを発売
国土地理院の電子国土Webシステムと連携した
Web基準点管理システム「ぽいんとライブラリー」を発売
~自治体の街区基準点の公開などに~
弊社(日本GPSソリューションズ(株)、略称NGS、日立造船グループ。東京都大田区、取締役社長:山本 吾朗)は、新たなGISソリューション事業を展開いたします。
まず、国土地理院の電子国土Webシステムと連携した、Web基準点管理システム「ぽいんとライブラリー」を5月1日より発売いたします。
Web基準点管理システム「ぽいんとライブラリー」は、都市再生街区基本調査事業の成果である街区基準点や、自治体が管理する公共基準点、土地家屋調査士が設置した引照点・位置参照点など、測量の基準となる点の情報を、測量事業者や不動産登記関係者が、地図上で検索・閲覧・使用承認申請などを行うためのWebベースのGISシステムです。
■商品化の背景
国および地方自治体のGIS・測量行政の基本方針を規定する「地理空間情報活用推進基本法」が、いよいよ今国会(第166回通常国会)での成立が期待されています。既に、これに先行・連動するように、測量法の一部改正も審議中であり、また、内閣官房の測位・地理情報システム等推進会議において「GISアクションプログラム2010」が決定されるなど、様々な動きが始まっています。
これらの施策の中で、国および地方自治体が作成した地図などの空間情報を、インターネットなどで提供・流通させようというのが、ひとつの重要な観点となっています。
一方、都市再生街区基本調査事業の成果である街区基準点(※1)の取り扱いが対象市区町で始まり、街区基準点を、地籍調査や自治体が行う様々な測量で活用していくことが期待されています。また、土地家屋調査士が行う不動産登記業務で、街区基準点の利用も既に始まっています。
このように、自治体などにおいては、これら地理空間情報、特に、基準点情報などの効率的な管理と関連業者への提供が求められています。
※1.街区基準点:平成16年より国土交通省によって行われた都市再生街区基本調査事業の成果である街区基準点は、本年4月2日より、国土交通省土地・水資源局国土調査課から全国の600あまりの対象市区町に移管されました。これらの市区町では、街区基準点情報の公開や、使用承認申請の取り扱いなどの業務を行う必要があります。
■「ぽいんとライブラリー」の特長
従来のWebベースのGISシステムは、高価なGISエンジンやデジタル地図を用意する必要があるため、システム構築の費用や維持管理費用などが高額になってしまう問題点がありました。
「ぽいんとライブラリー」は、下記の点で大幅なコスト削減が実現できます。
(1)国土地理院の電子国土Webと連携したシステムなので、国土地理院の全国地図や1/25000地形データなどを重ねて配信します。このため、常に更新された地図情報を無償で利用することができます。
(2)ASP形態でのシステムなので、システムの維持管理の手間が大幅に軽減でき、専門の技術者をおく必要がありません。
(3)採用いただいた組織や自治体専用の、独立した基準点管理サイトを構築するWeb-GISフレームですので、会員の登録や会員への「お知らせ」編集などの管理者向け機能も用意されています。
■「ぽいんとライブラリー」の対象ユーザ
(※ 関連資料を参照してください。)
■発売開始
平成2007年5月1日
■販売予定
初年度 50本
■利用料金
利用形態や利用者数によっていくつかの料金形態を用意しています。
ASPサービス形態のほか、お客様サイトでのシステム構築も可能です。
詳細はお問合せください。
費用例)ASPサービス形態の場合の例
・データ保管料:1サイト当り月額5万円から
・検索・閲覧料金:1会員あたり月額700円など
例)登録利用者数100名様の場合、月額120,000円から
(50,000円+700円×100名=120,000円)
<日本GPSソリューションズ株式会社について>
(※ 関連資料を参照してください。)