住友大阪セメント、高知県などと「環境先進企業との協働の森づくり事業」パートナーズ協定を締結
高知県、須崎市と「環境先進企業との協働の森づくり事業」パートナーズ協定を締結
住友大阪セメント株式会社(本社:東京都千代田区、取締役社長:渡邊穰)は、高知県が推進する「環境先進企業との協働の森づくり事業」について、高知県および須崎市とパートナーズ協定を締結しました。
この事業は、高知県による環境保全事業の一環で、「森林の再生」と「交流の促進」を事業の柱として、企業と地域とが協働して現在手入れの行き届いていない森林の再生に取り組んでいくものです。
当社は協定森林を「住友大阪セメント~須崎未来を拓く森」と命名し、当該森林の整備によって発生する間伐材を木質バイオマス燃料として、当社高知工場にある石炭火力発電設備で石炭と混焼することによってCO2の削減を図り、地球温暖化対策へ貢献してまいります。また、協定森林において間伐を始めとする健全な森林育成に向けた活動に参加することを通じて、従業員と地域住民の皆様との交流を積極的に図ってまいります。
4月20日に高知県庁で行われたパートナーズ協定の締結式には、高知県・橋本大二郎知事、須崎市・笹岡豊徳市長、当社・小田切康幸会長の三者出席のもと、協定が締結されました。
なお、同協定の締結は当社で14件目となりますが、セメント業界では初の協定事例となります。
京都議定書の発効を受け、当社は、地球温暖化対策としてCO2排出量の削減に向けた取り組みを進める一方で、「地域社会との共生」をモットーに工場近隣地域の皆様との交流を積極的に行っています。
来たる平成19年11月29日に創業百周年を迎える当社では、全国各事業所の地域性・特性に応じた記念事業の実施について検討を重ねてまいりました。その取り組みの一環として、当社高知工場(所在地:高知県須崎市、工場長:中尾正文)において、高知県の推進する「協働の森づくり事業」への協賛の話が持ち上がりました。高知県は県土に占める森林の割合が84%と全国1位であり、手入れが行き届かず緊急間伐が必要とされる森林が数多く存在しています。地球温暖化防止に向けてCO2吸収源として健全な森林を育成していくことは、当社が地域社会に貢献できる環境保全活動として最もふさわしいものと考え、この事業に喜んで賛同させていただくこととしました。
【本協定の対象となる森林の概要】
・名称 「住友大阪セメント~須崎未来を拓く森」
・所在地 高知県須崎市鳶山新山966-1 他
・面積等 約33,542ヘクタール(樹種:スギ、ヒノキほか)
・協定期間 平成19年4月1日~平成24年3月31日(5年間)
以上