博報堂など、年代別ケータイ(携帯電話)生活実態調査結果を発表
~年代別ケータイ(携帯電話)生活実態調査~
10~20代の若者のケータイ利用、「自宅での休養中」「就寝直前」で60%以上に。
することがなくて暇な時、10~20代の過半数が「ケータイでメール」。
自宅で休養中のケータイ利用では、「ゲーム」、「ブログ・SNS等」の利用率が「通話」と同レベルに。
恋人に相談する時は、直接会って話す以上にケータイ・メールを利用。
博報堂研究開発局と博報堂DYメディアパートナーズi-メディア局では、この度、日常における生活者の携帯電話利用実態を把握するために、携帯電話を通じてインターネットを利用している全国の15~49歳の男女1,451名を対象に調査を行いました。分析の結果、年代層の違いによるケータイ(携帯電話)利用状況の違いが浮き彫りになりましたので、ご報告申し上げます。
これによると、10~20代の若者層は30~40代と比較して生活シーン全般でケータイを利用している割合が高く、10~20代と30~40代の間でのケータイ浸透度の差が浮き彫りになりました。
10~20代にケータイをよく使うシーンを尋ねたところ、「就寝直前(66.2%)」「自宅での休養中(66.0%)」「待ち合せ中(58.1%)」が三大シーンとなりました。特に「就寝直前」「自宅での休養中」といったプライベートでゆったりとした時間において30~40代との利用率の差が大きいことが分かりました。
よくケータイを使うシーンである「自宅での休養中」の具体的な利用内容について質問したところ、10~20代、30~40代ともに「メール機能」が最多となり、「通話をする」を圧倒しました。
また、10~20代においては「ブログ・SNSなど(33.9%)」「ゲーム(33.7%)」の利用率が高く、「通話をする(31.2%)」以上の水準となっています。
「することがなくて暇な時、何をするか」という質問に対しては、10~20代、30~40代ともに「テレビを見る」がトップでしたが、10~20代においては「ケータイでメール(54.0%)」という人が過半数を超え、「テレビを見る(68.0%)」に迫る存在感を示しました。また、テレビ視聴時におけるケータイ検索サイトの利用経験の有無を尋ねたところ、10~20代では過半数(50.6%)が「ケータイ検索を行ったことがある」と答えており、手早く詳しい情報を得るためにケータイを利用するという行動が広範に行われていることが伺えます。
日常的なコミュニケーションにおけるケータイの存在感の高まりを調べるため、「恋人に相談事がある時、どのような連絡手段をとるか」という質問をしたところ、10~20代では「ケータイでメール(58.4%)」が、「直接会って話す(54.1%)」を若干ながら上回る結果となりました。
10~20代は携帯電話でのインターネット接続は当たり前という世代です。今回の調査から、携帯電話への関心・依存度の高さは上の世代よりはるかに強いということが言えそうです。
注1):本レポートでは、「10代」とは「15~19歳層(中学生を除く)」のことを指すものといたします。
注2):本レポートでは、携帯電話の情報端末としての機能を重視し、特に「ケータイ」という呼称を使用しています。
◇調査概要◇
調査時期:2006年11月20日~12月3日
査地域:全国
調査方法:郵送調査法(ケータイサイトモニターから抽出したサンプルを使用)
調査対象:15~49歳の男女(ケータイでインターネットを利用している層)1,451名
※調査データは添付資料を参照