NTTデータ先端技術、統合型LAN/VPN検疫ソリューション「NOSiDE Inventory Sub System 2007」を発売
Windows Vista(TM)に対応したLAN/VPN検疫ソリューション
「NOSiDE(R) Inventory Sub System 2007」を発売
―VPN検疫時のユーザ認証機能も強化―
エヌ・ティ・ティ・データ先端技術株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役社長三宅功、以下NTTデータ先端技術)は、統合型LAN/VPN検疫ソリューション「NOSiDE Inventory Sub System 2007」の販売・出荷を本日より開始します。
今回発売を開始する製品では「Microsoft(R) Windows Vista」への対応や、ユーザ認証・ワンタイムパスワードソリューション「SECUREMATRIX(R)」との連携機能をはじめとして、検疫システムの可用性を高める機能強化を実現しています。
■「NOSiDE Inventory Sub System 2007」の主な新機能
・Windows Vista対応
本システムの検疫対象となるLAN接続端末、VPN接続端末に関して、マイクロソフト株式会社の提供する最新のオペレーティング・システムである「Windows Vista」に対応しました。
これにより、Windows Vistaを搭載したクライアント端末の検疫・治療が可能となると同時に、社内ネットワークにWindows Vistaを搭載した最新のPCを導入する際にも、Windows XPなどを搭載した既存のクライアント端末まで含めた一元的なクライアントPCのセキュリティ管理を可能とします。また、持ち込みPCによるウィルス感染等の被害から社内ネットワークを防御することが可能となります。
・Windows Vista対応セキュリティ対策ソフトのサポート
Windows Vistaに対応した主要なウィルス対策ソフトやファイアウォールソフトの検査(ウィルス定義ファイルの更新状況やソフトの動作有無など)を行う機能を搭載しました。
・SECUREMATRIX連携機能
社外からリモートVPN接続する端末を検疫する場合のユーザ認証機能を強化するために、株式会社シー・エス・イーの提供するユーザ認証・ワンタイムパスワードソリューション「SECUREMATRIX」との連携機能を搭載しました。
これにより、VPN接続端末の利用者は、検疫のために操作するWebブラウザ上で表示される数字列(マトリクス表)と、本人が登録したイメージパスワードのマッチングによりワンタイムパスワードを決定・入力することが可能となります。マトリクス表の数字は毎回ランダムに変わる為、固定パスワード方式に比べ安全性が飛躍的に向上すると同時に、システム利用者にワンタイムパスワード生成のための専用機器・専用ソフトを配布する必要がないため、運用管理負荷・コストの低減が可能となります。
・セキュリティパッチ適用例外申請機能
何らかの理由により、特定のセキュリティパッチの適用を行えない端末につき、管理者への申請と承認に基づき、端末単位で当該パッチの適用を免除する機能を搭載しました。
■「NOSiDE Inventory Sub System 2007」について
「NOSiDE Inventory Sub System 2007」は、以下の機能からなる統合型LAN/VPN検疫パッケージソリュ
ーションです。
・NOSiDE検疫LAN
NOSiDE検疫LANは、多様なネットワーク装置(認証機能付きLANスイッチ等)との連携により、LANネットワーク上に接続されるクライアント端末のユーザ認証とあわせてセキュリティ対策状況(セキュリティパッチの適用状況、主要ベンダーのウィルス対策ソフト、ファイアウォールソフトの設定)、端末設定(必須/禁止アプリケーションの搭載有無やレジストリ設定など)、端末の社内接続許可の有無に関する検査を行い、あらかじめ規定された検査ポリシーに合致しない場合には端末の接続を制限することにより、社内ネットワークの安全性を高める機能(検疫LAN機能)を提供するソリューションです。また本製品では、検疫の実施のみならず、検査に不合格となった端末に対して、セキュリティ対策を施行するためにWSUS(Windows Server Update Services)を用いてセキュリティパッチの配布を行う、等の治療機能を搭載している点が特徴となっています。
あわせて、社内PCの資産管理機能(ソフトウェアライセンス管理、ハードウェア管理など)を提供します。
また、本製品は、エージェントレス方式(クライアントに検疫専用ソフトの事前インストールを必要としない方式)による検疫にも、専用エージェント方式での検疫にも対応しているため、持ち込み端末への対策から社内常設端末の検疫まで、幅広い用途の端末の一元的管理に対応することも可能です。
・NOSiDE検疫VPN
NOSiDE検疫VPNは、IPSec、SSLVPN等の方式をサポートする主要なVPN装置との連携により、社外から社内ネットワークにインターネットVPN接続するクライアント端末の検疫機能(検疫VPN機能)を提供するソリューションです。エージェントレス方式により、社外からのVPN接続時にユーザ認証と端末のセキュリティ対策状況検査、未登録端末検査を同時に実施することにより、登録済み・かつセキュリティ対策済みの端末のみVPN接続を許可する検疫VPNシステムを構築することが可能となります。また、NOSiDE検疫LANと同様、検査に不合格となった端末の治療機能も搭載しています。
■標準価格
NOSiDE検疫LANパッケージ:204万7千5百円(100クライアント時、税込)~
NOSiDE検疫VPNパッケージ:157万5千円(同時接続100ユーザ時、税込)~
■製品ならびにご購入に関してのお問い合わせ
NOSiDE Inventory Sub System 2007は、NOSiDE正規販売代理店を通じて提供されます。
http://noside.intellilink.co.jp/(製品、販売代理店情報)
■販売目標
NTTデータ先端技術では、本システムの提供により、今後3年間でNOSiDE Inventory Sub System 100,000ライセンスの販売を目指します。
今回の製品発表に際して、マイクロソフト株式会社、株式会社シー・エス・イーから以下のコメントをいただいています。
・マイクロソフト株式会社からのコメント
『この度のNOSiDE Inventory Sub System 2007のリリース誠におめでとうございます。NOSiDE Inventory Sub System 2007は、Windows Vistaへの対応をはじめ、様々な機能強化により、企業ユーザーのIT基盤を更にセキュアな環境へと実現させる事が可能となります。
マイクロソフトは、NTTデータ先端技術様との綿密なパートナーシップを通じて、一層堅牢なWindows環境の実現に向けて取り組んでいきます。』
マイクロソフト株式会社 執行役専務エンタープライズビジネス担当 平井康文
・株式会社シー・エス・イーからのコメント
『株式会社シー・エス・イーはエヌ・ティ・ティ・データ先端技術株式会社による「NOSiDE Inventory Sub System 2007」の販売開始を心より歓迎いたします。エヌ・ティ・ティ・データ先端技術株式会社からNOSiDE Inventory Sub System 2007が提供されることで、更に幅広いお客様の情報セキュリティが強固になるものと確信しております。今後も引き続きSECUREMATRIXの機能を最大限に引き出すソリューションとサービスの提供を、エヌ・ティ・ティ・データ先端技術株式会社と協業し推進してまいります。』
株式会社シー・エス・イー開発本部副本部長 玉井成知
※1:NOSiDEは、株式会社エヌ・ティ・ティ・データの登録商標です。
※2:Windows Vistaは、米国Microsoft Corporationの米国またはその他の地域における商標です。
※3:SECUREMATRIXは、株式会社シー・エス・イーの登録商標です。
※4:64bit 版のWindows Vistaについては、動作保証の対象外となります。
※5:SECUREMATRIX連携機能は、検疫VPNパッケージでのみ利用可能です。