富士ソフトとユビキタス、デジタル家電のネットワーク対応ソリューションで協業
富士ソフトとユビキタス社、デジタル家電のネットワーク対応ソリューションで協業
~DLNAガイドライン・IP放送対応デジタル放送受信機開発を短期間で実現可能に~
富士ソフト株式会社(本社:神奈川県横浜市、代表取締役会長兼社長:野澤宏、以下富士ソフト)と株式会社ユビキタス(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:川内雅彦、以下ユビキタス社)は、このたび、デジタルテレビ(以下DTV)やデジタルビデオレコーダを中心としたデジタル家電のネットワーク対応ソリューションの開発・販売において、協業を行っていくことに合意致しました。
市場が急拡大しているDTVなどのデジタル家電は、今後DLNA(※1)のようなホームネットワーク連携や、IP放送、VODサービスなどのネットワーク対応機能が必須となることが予測されます。ネットワーク対応デジタル家電の開発においてはソフトウェアの開発工数が増大するとともに、HDコンテンツの送受信に耐えるパフォーマンスの問題に直面しています。このような問題を解決するために、富士ソフトとユビキタス社は、それぞれの強みを活かし、軽量かつ高速なネットワーク接続機能を短期間に実現するDTVネットワーク対応ソリューションの提供を行うため、共同で取り組むことに致しました。
フレキシブルな富士ソフトのDTVミドルウェアと、コンパクトで軽量かつ高速なユビキタス社のネットワーク製品とをDTVネットワーク対応ソリューションとして融合し、富士ソフトが持つ全国の営業網を使ってデジタル家電メーカーなどに販売を行います。また、富士ソフトはソフトウェアのカスタマイズにも柔軟に対応します。
【 DTVネットワーク対応ソリューションとは 】
DTVネットワーク対応ソリューションとは、富士ソフトの「FSDTV(TM)Middleware For ARIB」(※2)と、ユビキタス社の「Ubiquitous CAST(TM)」(※3)及び「Ubiquitous AV(TM)」(※4)を組み合わせたもので、それぞれIPTV及びDLNAガイドラインに最適化された、高速に動作するミドルウェアソリューションです。また、TOE(※5)アーキテクチャを採用し、ネットワーク処理専用のサブCPU 上に「Ubiquitous CAST(TM)」及び「Ubiquitous AV(TM)」を実装することで、複数のHD コンテンツをネットワーク上で同時に送受信可能とする高いスループットを実現します。また、負荷の重いネットワーク処理をサブCPU に分担させることにより、テレビの根幹部分であるデジタル放送波受信機能やユーザーの操作性を向上させ、メインCPU をネットワークから分離することでセキュリティの向上が見込めます。
本ソリューションにより、デジタル家電開発者は、必要な機能モジュールをフレキシブルに組み合わせることで、短期間で安価・高速なネットワーク対応のデジタル放送受信機を開発することが可能になります。また、他社のネットワーク機器との互換性やネットワークサービスとの接続性も高く保たれます。
ミドルウェア上にお客様独自のユーザーインターフェースや差別化機能アプリケーションを追加することも容易です。
両社は、このDTVネットワーク対応ソリューションだけでなく、ネットワーク対応デジタル家電の性能向上と開発期間短縮に貢献するソリューションを引き続き提供して行く予定です。
*構成イメージ図、注記などは添付資料をご参照ください。