ブルーコートシステムズ、硫黄島と鹿児島市を結ぶ専用線区間にMACH5技術を提供
鹿児島大学
硫黄島と鹿児島市内を結ぶ専用線区間におけるWAN最適化に、Blue CoatのMACH5技術を採用
セキュア・コンテンツおよびアプリケーション配信のリーダー、ブルーコートシステムズ株式会社(本社:東京千代田区、米国本社:カリフォルニア州サニーベール、以下ブルーコート)は、国立大学法人 鹿児島大学 学術情報基盤センター(郡元キャンパス:鹿児島県鹿児島市、以下鹿児島大学)が、硫黄島(鹿児島県鹿児島郡三島村)と、鹿児島大学の郡元キャンパス(同鹿児島市郡元)を結ぶ1.5Mbps専用線区間に、WANアプリケーション最適化機能(MACH5)搭載のBlue Coat SGを導入したことを発表します。これにより、同区間のウェブ・アプリケーションや、特にストリーミング・アプリケーションを含む全TCP通信の最適化を実現します。
今回、鹿児島大学と硫黄島に、MACH5を搭載するBlue Coat SGが導入されました。ウェブやメールなどのアプリケーション、そして、最近特に需要の高いストリーミング・アプリケーションを主とした全てのTCP通信について、高速化と帯域幅削減の効果を得ることが可能となり、硫黄島の島民に快適なインターネット・アクセス環境を提供することができます。鹿児島大学では、これまでも、島内をカバーするワイヤレス・システムのアクセス・ポイントを設置・提供しており、島内での利便性と接続高速化に努めてきました。しかしながら、この利点を最大限に活かす為には、専用線区間における高速化と帯域幅削減が課題となっており、2007年3月に、MACH5搭載のSGを導入しましたあらゆるTCP通信が最適化処理対象でありながらも、一度もシステム・ダウンすることなく安定稼動が実現しており、高可用性の観点からも大きな成果を上げています。鹿児島大学 学術情報基盤センター 升屋 正人教授は、以下のように述べています。「ブロードバンド・ゼロ地域の解消を目指し、総務省の支援を受けて研究開発を進めるわれわれにとって、Blue Coat SGは限られた帯域の有効活用に最適なソリューションです。今後、衛星回線の高速化にも応用したいと考えています。」
鹿児島大学では、以前より、ADSL回線などの直接的インターネット・アクセスが未提供となっている県内の島々を対象に、衛星回線経由でのインターネット・アクセスや、専用線を使って市内の鹿児島大学までのインフラを構築し、市内経由でのインターネット・アクセスを提供するプロジェクト、「条件不利地域におけるコミュニティ・ブロードバンドの整備に関する研究」(※)を展開しています。このプロジェクトにおいては、回線のランニングコストも然ることながら、回線における往復距離遅延や狭帯域による島からのインターネットへのアクセスに関する実行速度の低下が問題となっていましたこれらを改善する目的で、ブルーコート社のWANアプリケーション最適化機能(MACH5)を搭載したBlue Coat SGを採用しました。鹿児島大学は今後、衛星回線で市内と接続されている島に対しても同様の環境整備を進めていく予定です。
以 上
※本プロジェクト(学術情報基盤センター 升屋 正人教授による「条件不利地域におけるコミュニティ・ブロードバンドの整備に関する研究」)の詳細については、http://bbzero.jp/でご覧になれます。
【 ブルーコートシステムズ株式会社 会社概要 】
Blue Coat Systems, Inc. 100% 出資子会社
設 立:2000年4月3日
代表者:河田 英典
所在地:東京都千代田区永田町2-13-10 プルデンシャルタワー10F
TEL:03-3580-8350
FAX:03-3580-8360
URL:http://www.bluecoat.co.jp
ブルーコートは、Web上のコミュニケーションを保護するとともに、グローバル化により分散しつつある企業のビジネスアプリケーションを高速化します。当社の製品群やソリューションは、支店、インターネット・ゲートウェイ、エンドポイント、データセンターなどに導入され、ポリシーに基づいた管理によって、インテリジェントな拠点として機能します。
故に、企業のITセキュリティを最適化し、ユーザー/アプリケーション間のパフォーマンスを最大限高速化することが可能です。当社のアプライアンスは全世界で3万台以上導入されております。また、調査会社IDCは、当社を「コンテンツおよびアプリケーションのセキュア配信」市場において、No.1と評しています。米国カリフォルニア州のサニーベールに本社を置くBlue Coat Systemsの詳細については、http://www.bluecoat.comをご覧ください。
【 ブルーコートシステムズの製品群 】
・「Blue Coat SG」 Webセキュリティアプライアンス
200シリーズ、510シリーズ、810シリーズ、8100シリーズ
・「Blue Coat AV」 Webアンチウィルス
・「Director」 管理ツール
・「Reporter」 管理ツール
・「RA」 管理ツール
【 国立大学法人 鹿児島大学について 】
鹿児島大学について URL:http://w3.cc.kagoshima-u.ac.jp/
学術情報基盤センターについて URL:http://w3.cc.kagoshima-u.ac.jp/
学術情報基盤センターは計算機システムの教育・研究利用への支援及びキャンパス情報ネットワークの運用管理を行うほか、学内外の情報関連組織と連携して主体的に研究開発を行い、学内外の情報基盤整備に関して中核的な役割を果たすことを目的として平成15年4月に設置されました。
学術情報基盤センターは、教育研究用電子計算機システムの運用管理、キャンパス情報ネットワークの運用管理、学術情報発信に関する研究開発、全学的な情報システムの企画開発運用を行います。研究開発部門としては情報メディア基盤部門、学術情報処理研究部門、情報システム開発部門の3部門が設置されており、それぞれの部門は密接に連携して本学の情報化を強力に牽引しています。学術情報基盤センター教員はここに掲げられた業務のほか、それぞれの専門に応じて情報通信技術分野の高度な研究開発を推進しています。ここに記述されているすべての登録商標、登録名称およびサービスマークは、商標の所有者に属しています。