日本アルコン、白内障治療など向けの着色非球面フォールダブル眼内レンズを発売
着色非球面フォールダブル眼内レンズ「アクリソフ(R) IQ」(モデルSN60WF)を発売
日本アルコン株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:スコット・マニング)は、この程アルコン(TM) アクリソフ(R) ナチュラル シングルピース(以降、アクリソフ ナチュラル)の非球面モデルであるアクリソフ(R) IQ (モデルSN60WF)を新発売いたしました。
アクリソフ IQは、白内障で白濁した水晶体(レンズ)の代わりに眼内へ挿入される人工のレンズです。紫外線と短波長光(青色光)に対するフィルター効果を有し、さらに、球面収差を軽減させ、コントラスト感度を改善することを目的に設計された非球面のレンズです。2006年12月20日に厚生労働省から承認を取得し、この度の発売に至りました。
収差とは、光がレンズを通じた後、像を結ぶときに発生する色や像にボケやゆがみを生じる現象です。球面収差は収差の1つであり、レンズ周辺部を通る光が、レンズ中心部を通る光よりも、近いところに結像するために、焦点にぼけが生じる現象です。
アクリソフ IQは、このような球面収差を減少させることにより、網膜への結像性能を向上させます。
また、アクリソフ IQは、アクリソフ ナチュラルをプラットフォームとしているため、機械的安定性に優れ、さらにいくつかの研究で網膜を損傷する恐れがあると示唆されている青色光をフィルターする機能も有しています。
【 日本アルコン株式会社について 】
世界のリーディング・アイケア・カンパニーであるアルコン・インコーポレーテッドの100%日本法人。各種眼科用手術装置や眼内レンズなど幅広い眼科医療機器や医薬品、コンタクトレンズケア用品の輸入販売を行う。
【 アルコン・インコーポレーテッドについて 】
アルコン・インコーポレーテッド(本社:スイス、ヒューネンブルク)は、世界におけるリーディング・アイケア・カンパニーであり、2006年の売上は約49億ドル。60年以上にわたり眼科分野に特化し、眼疾患、眼機能障害その他の治療を目的とした医薬品、医療機器・用具、コンタクトレンズケア用品などのビジョンケア製品を開発、製造、販売。アルコンの筆頭株主は、世界最大の食品会社であるネスレS.A.社(本社:スイス、ヴェヴェー)。
以 上
※商品画像は添付資料を参照