オリンパスメディカルシステムズ、「シングルバルーン小腸内視鏡システム」を世界同時発売
オリンパスメディカルシステムズ
小腸領域において簡単な操作で検査時間短縮に貢献する「シングルバルーン小腸内視鏡システム」を世界同時発売
~食道・胃・大腸に続き小腸でもNBI観察を実現(*1)~
オリンパスメディカルシステムズ株式会社(社長:森嶌治人)は、カプセル内視鏡の実用化により疾患が発見されるようになった小腸領域において、内視鏡診断から治療までの総合的な価値提供を目指していきます。欧州などで販売済みの診断を目的とした小腸用カプセル内視鏡システムに続き、診断・治療を目的に1つのバルーンを操作することで挿入を補助し検査時間短縮に貢献する「シングルバルーン小腸内視鏡システム」を6月1日に世界同時発売します。なお、小腸用カプセル内視鏡システムは、510(k)(*2)申請中の北米、薬事申請中の日本で法規制対応が完了次第それぞれの地域で販売していきます。小腸用内視鏡、カプセル内視鏡や内視鏡用処置具のラインアップ化により、小腸疾患の診断・処置治療の効率アップを追及し、医療の確実性向上に貢献していきます。
(*1)北米でNBI観察機能に対応した「EVIS EXERAII 小腸ビデオスコープOLYMPUS SIF TYPE Q180」は、510(k)申請中。
(*2)510(k):米国内で医療機器を販売するに当たって、FDAに提出する申請書。
「シングルバルーン小腸内視鏡システム」は、5月9日から11日まで新高輪プリンスホテル・国際館パミール(東京・品川)で開催される「第73回日本消化器内視鏡学会総会(会長:東邦大学医学部医学科内科学講座消化器内科三木一正教授)」に出展します。
●「シングルバルーン小腸内視鏡システム」の主な特長の概要(国内)
1 簡単なセットアップとシンプルな操作で検査時間短縮に貢献
2 高画質の実現と挿入性の向上
3 狭帯域光観察(NBI)が可能
4 当社従来システムとの互換性を確保
5 生体適合性を確認済みのシリコーンゴム素材を採用したスライディングチューブ
●「シングルバルーン小腸内視鏡システム」の発売の概要(国内)
(※ 関連資料を参照してください。)
●商品導入の背景
小腸は、食道・胃・大腸などの消化管臓器に比べ疾患が少ないと言われてきました。近年、欧米を中心にカプセル内視鏡が実用化され、全小腸観察により小腸疾患も発見されるようになりました。これにより、軟性内視鏡を用いた精密診断、そして処置具を併用した組織診断や治療まで行うという医学ニーズが一層高まってきました。
当社は、1950年に胃カメラを世界で初めて実用化して以来、消化器内視鏡のリーディングカンパニーとして、安全・安心・高効率の診断・治療機器の提供によって、医療の質の向上に貢献してきました。小腸領域において、診断・治療を目的とした軟性内視鏡は1973年に小腸ファイバースコープ、1997年に小腸ビデオスコープを実用化してきました。この度、簡単操作で検査時間を短縮したいという医療現場のニーズに対応して「シングルバルーン小腸内視鏡システム」を発売するに至りました。また、2005年10月に欧州などで販売を開始した診断を目的とする小腸用カプセル内視鏡システムは510(k)申請中の北米、薬事申請中の日本で法規制対応が完了次第それぞれの地域で販売していきます。これにより、内視鏡診断から治療まで総合的な価値提供を目指していきます。
●「シングルバルーン小腸内視鏡システム」の挿入事例
(※ 関連資料を参照してください。)
●小腸領域のシステムブランド「EnteroPro(エンテロプロ)」を創設
「シングルバルーン小腸内視鏡システム」の導入にあたり、小腸領域の内視鏡診断から治療までの支援を総合的な価値提供を目指すシステムブランド「EnteroPro(エンテロプロ)」のもと実施していきます。小腸領域において当社が蓄積してきた軟性内視鏡やカプセル内視鏡、内視鏡用処置具の技術を更に発展させて、小腸疾患の診断・処置治療の効率アップを追及し、医療の確実性向上に貢献していきます。
(※ 「EnteroPro」ロゴは関連資料を参照してください。)
●「シングルバルーン小腸内視鏡システム」の主な特長の詳細(国内)
(※ 関連資料を参照してください。)
※当リリースに掲載されている製品名は各社の商標または登録商標です。
<お問い合わせ先>
オリンパスメディカルシステムズ株式会社販売本部CIセンター
TEL 0120-41-7149 FAX 03-3375-7596
(※ 参考画像、発売概要、挿入事例、「EnteroPro」ロゴ、主な特長の詳細は関連資料を参照してください。)