アイエニウェア、最新版RDBMSパッケージ「SQL Anywhere 10」日本語版を発売
アイエニウェア・ソリューションズ、RDBMSパッケージの最新版「SQL Anywhere(R) 10」日本語版を発売
~低価格ながら24時間365日連続稼動を実現する高可用性をサポート
大幅なライセンス価格改定により、モバイルなどリモート環境での同期技術導入を容易に~
アイエニウェア・ソリューションズ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:早川典之、以下 アイエニウェア)は、本日より、RDBMSパッケージ「SQL Anywhere(R) Studio」の最新版、「SQL Anywhere 10」日本語版を発売いたします。SQL Anywhereは、パッケージソフトへの同梱(組込み)や、ハードウェアへの組込み、中・大規模システム、およびモバイル向けに、様々な業種で幅広く活用されています。
これまでのPDA端末での運用から、Windows Mobile 5.0を搭載したNTTドコモのスマートフォン端末「hTc Z」を採用したシステムにリニューアルするにあたり、スマートフォン端末上で稼動するデータベースにアイエニウェアの軽量RDBMS「SQL Anywhere」を、また、SQL Anywhereと基幹データベース間の双方向同期に、RDBMSパッケージ「SQL Anywhere」に含まれる同期コンポーネント「Mobile Link(モバイルリンク)」を導入しました。これにより、開発工数をおよそ3分の1に削減し、システム変更にも柔軟に対応できる汎用性とデータの信頼性を兼ね備えたモバイル・ソリューションの構築を短期間で実現しました。
(なお、SQL Anywhere Studioはversion 10よりSQL Anywhereへ名称が変更となりました。)
SQL Anywhere 10では、ビジネスの拡大や変化による処理データ量が増加に伴い、優れた信頼性のもとで、より高いパフォーマンスを発揮できるシステムへのニーズの高まりにお応えするため、高可用性とデータ保護の能力を飛躍的に向上させました。最新のミラーリング機能やクラスタリング技術、高度な暗号化機能を搭載し、特別なソフトやハードウェアを導入せずに、24時間365日ストップすることのないシステムの運用と、データの機密性と信頼性を確保する堅牢なデータ管理を実現します。
また、最新版の発売に伴い、アイエニウェアはSQL Anywhere 10のライセンス価格を大幅に改定いたしました。基本パッケージに含まれるライセンスをこれまでの1クライアントから5クライアントへと増やしたほか、同期コンポーネントのMobile Linkサーバライセンスを無償で(※)ご提供するなど、SQL Anywhereをモバイルや支店などのリモート環境に導入いただきやすくなりました。
※他社製統合データベースとの同期には、別途Mobile Linkサーバライセンスが必要です。
その他にも、SQL Anywhere 10のベータ版プログラム参加者からの声を反映し、Microsoft Visual Studio 2005との親和性強化や、大規模データの処理に有効なスケーラビリティを提供するパフォーマンスの強化など、開発者、システム管理者、ユーザそれぞれの利便性を向上する機能を数多く追加しています。
SQL Anywhere 10の主な特長は、以下の通りです。
【 SQL Anywhere 10の特長 】
■24時間365日の連続稼動を実現する高可用性をサポート
サーバダウン時に自動的に素早く待機系サーバへ切り替え可能なデータベースミラーリング機能や、1ノードがダウンした際に、自動的に他ノードへフェールオーバーするクラスタリング機能など、24時間365日の連続稼動を実現する高可用性オプションにより、信頼性の高いシステム運用を実現します。
■データ流出やシステム障害からデータを保護する堅牢なデータ保護機能
データベース単位での暗号化に加えて、ファイル、テーブル、カラム単位など、必要最低限の単位での暗号化により、パフォーマンスの劣化を最小限に抑えます。
米国連邦政府調達基準である、暗号モジュールに対するセキュリティ要件「FIPS 140-2」に準拠し、堅牢性の高いセキュリティを実現します。
■大規模処理やユーザの同時接続時も安定した処理を実現するパフォーマンスの強化
大量データ処理に最適なマテリアライズド・ビューにより、既存のアプリケーションはそのままに、クエリのパフォーマンス向上が可能です。
処理競合のロックや待機時間を大幅に軽減するスナップショット・アイソレーションにより、大量データの参照や更新処理の同時実効性を向上します。
CPU負荷の高い1クエリを複数CPUへ割り当て、並列処理を行うパラレル・クエリにより、マルチCPUの能力を効率的に利用してクエリ処理を高速化します。
■開発者の生産性の向上するツール機能の強化
Microsoft Visual Studio 2005との親和性を強化し、SQL Anywhereを用いたアプリケーション開発の生産性を、これまで以上に向上します。
パフォーマンス分析ツールやアプリケーション・プロファイリングツールなど、オフラインやリモートマシンでもフレキシブルに分析が可能な開発者向けツールの機能拡張により、パフォーマンスに起因するリスクを展開前に事前に削減することが可能です。
■データ同期やシステム統合をより柔軟に可能にする同期・統合機能の強化
他社製の基幹データベースとも同期可能なアイエニウェアの同期テクノロジー「Mobile Link」向け設定ウィザードにより、同期環境の作成や設定、テスト、配布環境作成が容易に可能です。
<iAnywhere Solutions, Inc. について>
iAnywhereは、"ビジネスのフロントライン(ビジネスが発生する現場)"に成功をもたらすソフトウェア製品を提供しており、モバイル/組込みデータベース、モバイル管理/セキュリティ、モバイル・ミドルウェア/シンクロナイゼーション(同期)技術、Bluetooth/赤外線プロトコル技術において、世界市場をリードしています。SQL Anywhereや、Afaria、OneBridge、モバイル・インターネット・サービスのAvantGoなどによって実現されるiAnywhereの「Always Available」(いつでもどこでも、オフラインでもオンラインでも、常に情報へのアクセスが可能)な技術は、数千万台のモバイル機器、数百万人のモバイル・インターネット・サービスの会員、そして2万社を超える顧客やパートナー企業で利用されています。
●米国アイエニウェア・ソリューションズ社 ホームページ:http://www.ianywhere.com/
<アイエニウェア・ソリューションズ株式会社について>
アイエニウェア・ソリューションズ株式会社は、全世界のモバイル・データベース市場で70%以上のシェアを持つ米国iAnywhere Solutions, Inc.の日本法人として2003年2月に設立されました。アプリケーションのパフォーマンス、信頼性、運用効率性の向上を実現する、軽量かつ堅牢なデータベース「SQL Anywhere」のパッケージソフトや機器組み込みのためのOEM供給をはじめ、金融・ヘルスケア・流通・物流を中心とする各業界向けに通信環境やユーザのスキルに左右されない、柔軟なモバイル・エンタープライズ・ソリューションを提供しています。最近では、トレーサビリティ、RFIDリーダー/プリンター/PLC、GPS/GIS、などのさまざまな「アンワイヤード・デバイス・ソリューション(Unwired Devices Solution)」を通じて、「Always Available」の実現に向けて事業を展開しています。
●アイエニウェア・ソリューションズ株式会社 ホームページ:http://www.ianywhere.jp/
特記事項:
アイエニウェア・ソリューションズの新しい製品や組織に関する記述は、様々な不確実性やリスクを含む将来予測の見解であり保証されるものではありません。こうした将来予測の見解で示唆された、実際の出来事や結果を著しく異なるものとする可能性のある要因には、米国サイベース社が米国SECに提出したForm 10-Kに基づく年次報告書およびForm 10-Qに基づく四半期報告書に記載されているその他の要因が含まれます。(これらの報告書は同社Webサイトで閲覧可能です。)
※Sybase、iAnywhere、iAnywhere Solutions、SQL Anywhere、Afaria、OneBridge、AvantGoは、米国法人Sybase Inc.または米国法人iAnywhere Solutions, Inc.の米国または日本における商標、登録商標またはサービスマークです。BluetoothはBluetooth SIGの商標またはサービスマークであり、iAnywhereはライセンスのもと使用しています。掲載された他の企業名、製品名は、各社の登録商標または商標です。
(※ 詳細は関連資料を参照してください。)