ダイハツ、マレーシアで新型国民車「ビバ」の販売を開始
ダイハツ、マレーシアで
新型国民車「ビバ」の販売を開始
ダイハツ工業株式会社(以下、ダイハツ)とマレーシアとの自動車生産・販売の現地合弁会社プロドゥア(セランゴール州)は、新型国民車「ビバ(ViVA)」を発売した。5月10日夜、クアラルンプール市内で「ビバ」の発表会を行なった。
「ビバ」は日本の軽乗用車「ミラ」をベースに、プロドゥアが中心となり研究開発を進めてきたプロジェクトで、マレーシア市場で近年高まってきた小型車に対するお客様の多種多用な需要に対応する。国産化率は90%とプロドゥアにおけるモデルの中で最高となる。月販6,500台を目標とし、価格は28,000~45,000マレーシアリンギ(約90万円~約138万円)。
「ビバ(ViVA)」の主な特長は以下のとおり。
1.スタイリッシュな外観デザイン
2.660cc、850cc、1,000cc 3タイプのエンジン設定
・3気筒12バルブエンジン、DVVT(Dynamic Variable Valve Timing)、DOHC(Double Overhead Cam)およびEFI(Electronic Fuel Injection)を採用。
3.広い室内空間
名前の由来:
・マレーシアでの生活/マレーシア国、万歳(英語)
・生活、人生への拍手喝采、礼、賞賛を表す(英語)
・私の生活万歳(スペイン語、イタリア語)
プロドゥアは、マレーシアの第二国民車メーカーであり、1994年8月の「カンチル」(軽乗用車「ミラ」ベース)発売以来、ラインナップを拡大させてきた。また、マレーシア政府の協力のもとでサプライヤーを含めたコスト競争力、品質強化を進めており、トヨタ「アバンザ」の受託生産や国民車「マイヴィ」をインドネシアへ輸出するなど、事業展開している。
(注)プロドゥア(Perodua):
合弁の持株会社、製造会社、販売会社の共通略称で、持株会社のPerusahaan Otomobil Kedua Sdn. Bhd.の下線部から取った造語。ダイハツはこのうち製造関連3社(PCSB社[製造関連の持株会社]、PMSB社[車体製造]、PEMSB社[エンジン製造])を子会社化している。
以 上