セリングビジョンとNOVA、「ビジネス中国語検定試験(BCT)」の受託に向け協業
中国政府が実施する"ビジネス中国語検定試験(BCT)"の受託に向けて
対策レッスンのカリキュラム開発、教材開発など
法人向けのIT・教育を行うセリングビジョン株式会社(本社:東京都港区、社長:岡部 秀也。東京電力の関係会社)と、外国語教育で民間最大手の株式会社NOVA(本社:大阪市中央区、代表取締役:猿橋 望、証券コード:4655)とは、中国政府<国家漢弁>が漢語を母国語としない方々に対して実施する「ビジネス中国語検定試験(略称:BCT)」を日本で開始することに伴い、BCT対策コースのレッスンカリキュラム開発、BCT対策教材の開発、販売などに関する協力協定書に調印いたしました。このプロジェクトについては、国や産業界・教育機関への理解活動を進め、検定試験実施の受託に向けて一致協力して推進して参ります。
日本では、これまで中国語の検定試験として、HSK(漢語水平考試)や民間ベースのものなど各種ありますが、中国政府が国を挙げて世界各国に「ビジネス中国語」を普及させる政府認定の検定制度は、BCTが初めてとなります。
セリングビジョンの案内で中国国家漢弁の趙副主任が来日の際に、NOVA「駅前留学」のスクールだけでなく、24時間、日本全国へ「お茶の間留学」レッスンを提供しているネットワークコンテンツサービスセンターも視察されました。NOVAの生徒数が全国46万人であり業界シェアの60%を占めることから受験者の受け入れ容量および販売促進力が大きい点や、講師が全員ネイティヴの中国人であり会話を重視した実践的なレッスンである点を評価いただいています。
日本では、外国語の学習において、英語に次ぎ、中国語が人気です。日本と中国の間の投資や経済交流がますます幅広く深くなっており、北京五輪と上海万博などを控え更に企業内における中国語のニーズが一層高まっていくものと想定できます。こうした中で、これまで、一般向けの中国語講座は多数存在しましたが、本格的なビジネス中国語講座は、ほとんどなかったのが実態です。
NOVAでは、セリングビジョンのパートナーである中国最大級の教育出版会社である外語教学研究出版社の参考書を活用して、BCT対策コースのお茶の間留学レッスンカリキュラムを開発しています。
また、セリングビジョンとともに、NOVAでは、受験用の「傾向と対策」の研究や、中国政府からのビジネス中国語の検定指針を受けて、日本の受験者に対してわかりやすい試験説明書を作ります。さらに国家漢弁の指定教科書となる予定の「商務中国語」(ビジネス中国語)シリーズ<北京大学出版社>は、セリングビジョンによって日本語に翻訳され、6月に中経出版社から出版される見込みです。これらは、NOVA出版局を通じて全国の書店やスクールで販売する予定です。
短期海外語学研修&異文化交流プログラム「NOVA ACADEMY Program」におきましても、更に中国向けプログラムの募集を拡大し、より多くの参加者に対して現地で「語学研修」「異文化交流」「海外生活体験」の機会を提供してまいります。
(※ 参考画像、参考資料は関連資料を参照してください。)