三菱電機、国内住宅用太陽電池モジュール「MXシリーズ」を発売
業界最大出力185Wを実現、積雪1.5mの多雪区域にも設置可能
三菱電機国内住宅用太陽電池モジュール「MXシリーズ」新発売のお知らせ
三菱電機株式会社(執行役社長:下村 節宏)は、モジュール1枚あたりの出力で業界最大(※1)の185Wを実現するとともに、積雪1.5mに耐え多雪区域(※2)での設置を可能(※3)にした機種をはじめとする、国内住宅用太陽電池モジュール「MXシリーズ」の新製品4機種を7月25日から発売します。
※1:2007年5月14日現在。国内住宅用太陽電池モジュール(多結晶シリコンタイプ、量産レベル)1枚あたりの公称最大出力において
※2:建築基準法施行令第86条第3項に基づき規定された垂直積雪量1m以上の区域
※3:四角形モジュール(PV-MX185G、PV-MX0925GH)を屋根勾配4寸(約22度)以上へ設置する場合
【発売の概要】
※ 関連資料参照
【発売の狙い】
太陽光発電システム市場は、地球温暖化防止に向けたCO2排出削減など環境保全意識の高まりを背景に、世界規模で拡大(対前年比140%(※4))しています。
太陽光発電システムをさらに普及拡大するためには、発電性能の向上だけでなく、設置上の制約を緩和することも必要です。
そこで当社は、業界最大出力の185Wを実現するとともに、従来設置できなかった積雪1.5mの多雪区域での設置を可能にした太陽電池モジュールの新製品を発売します。
※4:PV News, March 2007
【新製品の特長】
1.高効率太陽電池セルの大形化により、業界最大出力185Wを実現 <PV-MX185G>
多結晶シリコンにおいてトップクラスの変換効率を持つ太陽電池セルの大きさを従来の150mm角から156mm角に大形化するとともに、モジュールを構成するセル枚数を増やして、モジュール1枚あたりの出力を従来比(※5)約38%増とし、業界最大の185Wを実現しました。これにより、システムを従来よりも少ないモジュール枚数で構成でき、架台等の施工部材数量や設置工数の削減が可能になります。
※5:当社製PV-MR134Eとの比較において
2.新開発プロテクションバーの採用により、積雪1.5mの多雪区域まで設置可能
<PV-MX185G、PV-MX0925GH>
新開発プロテクションバーの採用(※6)により、強度を上げるとともに、モジュール面積1m2あたり従来比(※5)約3%(約400g)減の軽量化も図っています。これにより、積雪1.5mの多雪区域まで設置を可能にしました。従来設置できなかった全国多雪区域約440万世帯(当社調べ)の内、約半分まで設置可能な地域が拡大します。
※6:PV-MX0925GHにはプロテクションバーはないが、積雪1.5mの多雪区域まで設置可能
3.独自のフレーム構造により、傾斜屋根にも陸屋根(※7)にも設置可能な共通仕様
独自のフレーム構造により、傾斜屋根と陸屋根のどちらにも設置可能となりました。また、台形と正方形(ハーフ)モジュールを加えたことで、寄棟屋根にも美観を損なわず設置できるだけでなく、屋根スペースの有効活用でシステムの大容量化を可能にしています。
※7:傾斜していない、平らな屋根
※以下、詳細は添付資料をご参照下さい。