アイエヌジー・ダイレクト、日本での銀行免許取得に向けた手続きを開始
アイエヌジー・ダイレクト、今年後半の日本での開業に期待
[2007年5月16日-東京] INGグループは、本日、INGグループのダイレクトバンキング部門であるアイエヌジー・ダイレクト・エヌブイ(以下、「アイエヌジー・ダイレクト」)が日本の金融監督庁である金融庁に対し、日本での銀行免許取得に向けた手続きを開始したと発表しました。アイエヌジー・ダイレクトは、金融庁からの免許付与を前提として、日本のマーケットに2007年後半にも参入したいと考えています。
日本は、銀行預金を含む金融資産規模において世界第2位を誇り、また、ダイレクトバンキングオペレーションに必要なインターネット、電話等の通信インフラにおいても世界最先進の設備が整備されています。アイエヌジー・ダイレクトでは、日本市場をビジネス戦略上および潜在的な成長力からみて最重要な市場であると位置づけ、今回日本への参入を決定しました。これにより、アイエヌジー・ダイレクトは世界全体の銀行預金市場の7割に相当する国々に拠点を有することになります。
アイエヌジー・ダイレクトでは、簡便で、かつ、価格競争力のあるコンセプトに基づいた銀行商品を提供しており、他の市場でも成功を収めています。こうした商品を日本でも提供することで、日本の消費者のみなさまのニーズに応えていく予定です。また、消費者の銀行での手続きを簡単なものにし、競争力ある預金金利を提供することにより、世界の消費者に最も好まれるリテール銀行となることを目標にしています。
アイエヌジー・ダイレクトは、今年で開業10周年を迎えます。1997年4月にカナダで開業したのを皮切りに、スペイン、オーストラリア、フランス、米国、イタリア、ドイツ、英国、オーストリアの各国で急速に事業展開をしてきました。現在では、世界最大のダイレクトバンクであり、事業を展開している各国でダイレクトバンクの主導的地位を確立しています。
2007年3月現在、アイエヌジー・ダイレクトの顧客数は9カ国全体で1,820万人を超えています。顧客預り資産は1,970 億ユーロ(邦貨換算約30兆円)、住宅ローンは750億ユーロ(同約11兆円)、投資信託のオフバランス預り残高は160億ユーロ(同約2兆円)に上っています。(金額は1ユーロ150円で換算しています)
INGグループは世界の大手金融機関トップ20社の一角であり、銀行業務、生命保険業務、資産運用業務に強みを有しています。アイエヌジー・ダイレクトは、ING グループの成長を支える重要部門のひとつです。
INGグループについて
INGグループはオランダのアムステルダムを拠点とするグローバルな金融機関。50カ国において個人、法人、機関投資家等6,000万人以上の顧客に対して、銀行、保険、資産運用の金融サービスを提供している。120,000人以上の従業員を擁し、INGブランドの下、幅広い顧客層に優れた金融サービスを提供する事業体で構成されている。