古河電工、電線などの露出配管に最適なケーブル保護管「プラフレキ タフスト」を発売
露出配管に最適なケーブル保護管「プラフレキ(R)タフスト」を新発売
古河電気工業は東光電気工事株式会社(本社:東京都千代田区、社長:馬田榮)と共同で、電線、ケーブルなどの露出配管に最適で施工性に優れたケーブル保護管、高剛性PFS(注1)短管「プラフレキ(R)タフスト」(注2)を開発しました(特許出願中)。製造及び販売を5月21日より開始し、初年度の売上目標は1億円/年をめざします。
なお、5月23日(水)から3日間、東京ビックサイトで開催される「2007電設工業展」に当製品を出展します。
■開発の背景
「プラフレキ(R)タフスト」はプラフレキ(R)PFSと鋼製電線管の長所を併せ持つパイプで、新築・リニューアル工事を問わず、屋内外の露出配管などに最適なケーブル保護管です。
ビルやマンションなどの電気の配管に使われる合成樹脂製可とう電線管「プラフレキ(R)シリーズ」は、高度成長時代の省力化ニーズに対応すべく当社が日本で初めて開発した商品で、その可とう性や長尺性を活かして、曲がりの多いコンクリート打込み配管や、隠蔽配管に広く使用されてきました。しかしながら、露出配管工事では、たわみが目立ち、強度が弱いイメージがあることから、人目に触れる場所には使用されず、主として鋼管が使われてきました。しかし、鋼管は曲げや切断作業に労力を要し、専用工具が必要でした。そこで、鋼管の特性は維持しながらも、軽くて施工性に優れたプラフレキ(R)が求められてきました。当社が製品の規格・評価、東光電気工事が実際の工事現場での施工性の評価を行い、製品を開発しました。
■特長
・「美しい」:優れた整直性で露出配管時の美観が良い。
・「強い」:従来のPFS管に比べ2.5倍以上の強度がある。
・「軽い」:薄鋼電線管Eパイプ(注3)に比べ質量が1/3以下と軽い。
・「使いやすい」:優れた整直性と波付き構造によりケーブルの通線性に優れる。
・「従来の部品が使える」:従来のプラフレキ(R)部品が全て使用可能である。
・「扱いやすい」:長さ2.5m/本の短管で扱いやすい。
・「燃えにくい」:材質が難燃ポリエチレンで自己消火性がある。
・「施工がラク」:曲げや切断などに専用工具が不要である。
・「劣化しにくい」:10年以上の耐候性がある。
・「メンテがラク」:錆びず、薬品や油に強く、耐食性・耐久性に優れ、メンテナンスが大幅に省ける。
■仕様
・サイズ:φ16・φ22・φ28・φ36の4サイズ
・長 さ:1本当り2.5m
・ 色 :ダークグレー
●施工例写真
(※ 関連資料を参照してください。)
<注釈>
注1)PFS管
JIS C 8411に規定される合成樹脂製可とう電線管で使用場所を選ばずに使えるPF管のうち、単層構造のものです。
PFSはPlastic Flexible Conduit Singleの略称です。
注2)プラフレキ(R)
プラフレキ(R)は古河電気工業(株)と東光電気工事(株)の登録商標です。
注3)薄鋼電線管Eパイプ
JIS C 8305に規定される鋼製電線管のうち、ねじなしタイプのものです。
(※ 施工例写真は関連資料を参照してください。)