エンターブレイン、ゲーム業界全体をカバーした「ファミ通ゲーム白書2007」を発刊
-オンライン・携帯電話から世界市場まで、ゲーム業界全体をカバー-
『ファミ通ゲーム白書2007』5月17日発刊
株式会社エンターブレイン(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:浜村弘一)は、『ファミ通ゲーム白書2007』(30,000円〔本体28,571円+税〕)を5月17日に発刊いたしました。本書は、ゲームメーカーや開発スタジオ、流通、金融アナリストなど、ゲーム産業に携わる企業および、ゲーム業界に関心を持つすべての人を対象に毎年発刊しているものです。
2006年に過去最大規模となったゲーム市場ですが、その実態は、PS3やWiiなど次世代ゲーム機の登場、従来の据え置き型ゲーム機から携帯ゲーム機への移行、オンラインゲームや携帯電話ゲームなどへの市場拡散、ゲームビジネスの変容など様々な要素が絡み合い、まさにいま、変革の時期を迎えています。本書ではそれらのゲーム市場全体について、豊富な最新データをもとに、詳細な分析を行なっています。
海外市場については、韓国や中国を始め欧米の動向など29か国のデータを網羅しています。
また、ゲームユーザー1万人を対象とした大規模アンケートにより、ハード・ソフトのユーザー属性を多角的に調査・分析したほか、注目の新分野である海外携帯ゲーム市場やゲーム内広告も取り上げています。さらに、経済アナリストの森永卓郎氏や慶応大学教授の村井純氏など9名の有識者による論説も収録し、読み物としても充実した1冊となっています。巻末には2007年3月までの市場データを速報として掲載しています。
本書の基本となるデータは、「週刊ファミ通」のゲームランキング集計にご協力いただいている流通・小売店3500店からのデータをもとに集計し、ファミ通マーケティングデータとして業界標準の評価をいただいております。また、海外市場データについては、海外調査会社9社との提携により、広範囲かつ多角的な資料を掲載しています。
今後もエンターブレインは、ゲーム業界におけるマーケティング戦略を重視し、国内外ゲーム市場の最新かつ詳細な情報提供サービスを行なってまいります。
【『ファミ通ゲーム白書2007』概要】
書名: ファミ通ゲーム白書2007
編集・著: エンターブレインマーケティング企画部
発刊日: 2007年5月17日発売
価格: 30,000円〔本体28,571円+税〕
総頁数: 本編408ページ+付録16ページ
ISBN: 978-4-75773577-4
本書の詳細ページ: http://www.f-ism.net/fgh/2007.html
【『ファミ通ゲーム白書2007』によるおもなトピックス】
★2006年の全世界におけるゲームソフト市場規模は前年比23.1%増の2兆8330億円
次世代ゲーム機が出揃った日本・北米・欧州のほか、中国・韓国でもゲーム市場規模(*)が増加し、05年の2兆3000億円から対前年比23.1%プラスとなりました。
各地域の市場規模は、北米が1兆404億円、欧州が8911億円、日本が5308億円でした。その他、中国は前年から2倍以上伸びて981億円、韓国も前年から約2.2倍の2693億円と推定されます。
(*日本・北米・欧州については家庭用ソフト・オンライン・携帯ゲーム・PC ゲームの合計、中国についてはオンライン、韓国については家庭用ソフト・オンラインの合計で算出しています。)
★2006年の国内ゲーム市場は過去最大規模(家庭用ハード/ソフト合計)
2006年、日本国内の家庭用ゲーム業界は、ソフトとハードを合わせた市場規模が6257.9億円に達し、1997年に記録した5332.0億円をおよそ10年ぶりに上回りました。ニンテンドーDSの爆発的な勢いが1年を通して衰えることなく続いたことや、新ハードの発売などが上昇の要因となりました。
<1987-2006 年国内家庭用ゲーム市場規模(ハード・ソフト合計)>
※ 関連資料参照
★2006年は実用・学習系DSソフトが大幅増加
DSの大躍進を支えた要素の一つとして、「脳を鍛える大人のDSトレーニング」をはじめとした学習・実用系ソフトによるDS本体の牽引効果があげられます。ゲームをやらない、あるいはやめてしまった人々にとって、DSのタイトルが、ただ「楽しむ」だけのものから、「役に立つ」コンテンツとして認知されたことが、市場の拡大に貢献しました。
【DSの実用・学習系ソフト月間販売本数推移】
※ 添付資料参照
【『ファミ通ゲーム白書2007』目次抜粋】
※ 添付資料参照