忍者ブログ

ニュースリリースのリリースコンテナ第一倉庫

ニュースサイトなど宛てに広く配信された、ニュースリリース(プレスリリース)、 開示情報、IPO企業情報の備忘録。 大手サイトが順次削除するリリースバックナンバーも、蓄積・無料公開していきます。 ※リリース文中の固有名詞は、発表社等の商標、登録商標です。 ※リリース文はニュースサイト等マスコミ向けに広く公開されたものですが、著作権は発表社に帰属しています。

2024'11.25.Mon
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

2007'05.18.Fri

ガートナー ジャパン、世界21カ国を対象とした「国別IT投資マインド・ランキング」を発表

ガートナー ジャパン発表
世界のIT投資マインド、1位インド、日本最下位
日本は将来もIT先進国でいられるか?


 ガートナー ジャパン株式会社(所在地:東京都目黒区、代表取締役社長:日高信彦)のリサーチ部門は、世界21カ国の企業のIT投資に関して調査・分析し、7つの共通指標による「国別IT投資マインド・ランキング」として発表しました。
 この結果、総合ランキング1位は、7つの指標中3つでトップを獲得したインドでした。2位のシンガポール以下、上位は経済発展の著しいオーストラリアや中国といったアジア・パシフィック勢が占め、IT投資に対して積極的な姿勢を示していることが分かりました。ITインフラ整備が比較的進んでいる先進国群 (G7諸国) はおおむね下位になりましたが、日本は7つの指標中4つで最下位になり、総合でも最下位でした。この結果、世界と日本のIT投資に対する意識に大きな落差あることが分かったばかりでなく、将来、日本がIT先進国でいられるかどうか、疑問を投げかけることになりました。


■新興国がITを駆使し先進国を猛追
 ガートナーの行ったIT投資マインド調査では、IT基盤の先進性に加え、今後のIT投資に対する姿勢を把握する上で重要と考えられる下記の共通指標を採用しました。

<表1 7つのIT投資マインド項目と位置付け>
 ※ 関連資料参照

 総合ランキング1位のインドは、少なくとも2007年において、IT投資に最も高い意識を持つ企業の比率が高い国と言うことができるでしょう。ただし、このことはIT装備でその国が進歩しているとか優勢であることを示すものではありません。総じてG7諸国では、インフラ整備は終了していますが、新興国はそれも含めたIT投資を急いでいるため、IT投資の増加率が高く、投資目的も多岐に及んでいるものと思われます。言うなれば、インドや中国をはじめとしたランキング上位の国は、IT投資の面でも、IT投資マインドの面でもピーク期にあるものと推察されます。
今回のランキングからは、新興国群がITを積極的に駆使して先進国群を猛烈な勢いで追いかける図式を見ることができ、新興国にとってITは大きな武器ととらえられているとみるべきでしょう。
 一方、インフラ整備が一段落して新たなIT投資局面を迎えている先進国群を見ると、米国は先進諸国の中では上位に位置し、新技術への投資意欲も高く、世界のITリーダーとして牽引役を果たしています。3位にスペイン・ポルトガル地域が入っていますが、近年スペインは官民を挙げてIT普及に努めており、ブロードバンド、携帯電話などの普及で欧州でもトップクラスといわれています。また、インターネット活用面では中南米諸国との連携を強め、ITを駆使してスペイン語圏における知識・情報共有に取り組んでいます。

<表2 国別IT投資マインド総合ランキング>
 ※ 関連資料参照


■あまりに消極的な日本のIT投資
 総合ランキング最下位の日本は、7つの指標中4つで最下位、2つが最下位より2番目で、15位のイタリアにも大きく水をあけられました。名実ともにITリーダーの米国、経済発展の著しい中国、新IT強国インドと見比べてみると、IT投資の取り組み姿勢に大きな落差を感じます(表2参照)。日本はIT活用と継続的な改善を介して、合理的なIT投資を実施してきており、IT投資のフェーズが異なる中国やインドなど新興国と同一線上で比較できないという見方もできます。しかし、IT投資マインドの調査結果を見ますと、IT投資に対し成熟度を増した日本には、中国やインドなどがIT投資における新興国であるというだけでは済ますことのできない問題点があると考えられます。今回の調査結果は、世界と日本のIT投資に対する意識の格差を際立たせたばかりでなく、5年先に果たして日本がIT先進国でいられるかどうか、大きな疑問を投げかけています。

 本リリースに関する詳しい調査内容は「IT投資動向報告書2007年 -日本と世界-」でご覧いただけます。詳細な情報は弊社Webサイトをご覧ください。
 http://www.gartner.co.jp/research/itdemand/itinvst/


<ガートナー社の概要>
 1979年に創設されたガートナーは、米国コネチカット州スタンフォードに本拠地を置く業界最大規模のITアドバイザリ企業です。世界に75の拠点を持ち、1,200人以上のリサーチ・アナリストおよびコンサルタントを含む3,800人以上のアソシエイツで構成されています。
 ガートナーのサービスは、ITプロフェッショナル向けのメンバーシップ制リサーチ・アドバイザリ・サービス、世界規模で開催されるイベント、CIO(最高情報責任者)や情報担当者に特化したエグゼクティブ プログラム、そして各顧客向けにカスタマイズされた高度なコンサルティングで構成されており、企業と政府系機関のCIOおよび上級IT幹部を含む1万社以上の顧客に提供されています。
 ガートナーは、お客様が日々直面する問題に対して正しい決断を下せるよう、テクノロジ面からの知見をご提供いたします。
 詳細については下記Webサイトでご覧いただけます。
  http://www.gartner.co.jp
  http://www.gartner.com

PR
Post your Comment
Name:
Title:
Mail:
URL:
Color:
Comment:
pass: emoji:Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
trackback
この記事のトラックバックURL:
[26830] [26829] [26828] [26827] [26826] [26825] [26824] [26823] [26822] [26821] [26820
«  BackHOME : Next »
広告
ブログ内検索
カウンター

忍者ブログ[PR]