トヨタ、「LEXUS」からハイブリッドセダン「LS600h/LS600hL」を発売
LEXUS、LS600h/LS600hLを新発売
-世界初(*1)のV8ハイブリッドシステム+フルタイムAWD(*2)を搭載-
LEXUSは、LEXUSブランドの頂点となるハイブリッドセダンLS600h/LS600hL(*3)を開発し、全国のレクサス店を通じて、5月17日より発売した。
新型車は、LEXUSブランドの理念を具現化した最高の商品を追求しており、次世代の高級車に求められる卓越した基本性能と高度な環境性能を、従来の高級車の概念を超えるレベルで両立している。
LS600h/LS600hLは、新開発のV8・5.0Lエンジンと高出力モーターを、新開発のフルタイムAWDシステムと組み合わせた世界初のハイブリッドシステムを採用した。6L車に匹敵(*4)する動力性能を確実に路面に伝え、低速から高速まで安全に安心して走行しながら、高度なエンジンとモーターの最適制御や、減速時における4輪回生ブレーキによるエネルギー回収により、ガソリン消費を抑えCO2の削減を実現した、高級車の世界に新たな価値を提示するTHE FLAGSHIP OF LEXUSである。
【主な特長】
1.異次元のハイパフォーマンスとクラス(*5)世界トップの環境性能の両立
▽ 新開発のV8・5.0Lガソリンエンジンと高出力モーターにより、6L車に匹敵する動力性能とクラス世界トップの優れた環境性能を両立。さらに、4輪回生ブレーキにより、エネルギーの回収効率を高めてガソリン消費を抑え、大幅なCO2排出量削減に寄与
▽ 滑らかで応答性の高いハイブリッドトランスミッションとフルタイムAWDを組み合わせることにより、6Lエンジンに匹敵するパワーを余すことなく4輪で路面に伝え、あらゆる路面状況で安定感のある走行性能を実現。これにより、LEXUSの「速く・スムーズに・安全に」走るというコンセプトを実現
▽ CO2の削減を念頭に燃費向上を図り、12.2km/L(10・15モード走行、国土交通省審査値)を実現。全車、「平成22年度燃費基準(*6)+20%」を達成し、6L車の半分程度にCO2排出量を削減
[10・15モード燃費の1km走行当たりのCO2排出量換算値:190.3g/km]
さらに、NOx(窒素酸化物)、NMHC(非メタン炭化水素)を低減し、「平成17年基準排出ガス75%低減レベル(*7)」の認定を取得(グリーン税制による減税措置対象車)
2.静粛性
▽ 源流主義に則り、エンジン、モーター、ハイブリッドトランスミッション、トランスファー、タイヤに至るまで、静粛性を磨き上げるため、構造を見直し最適化。また、発進時、低速・低負荷走行時は、モーターのみでのEV走行も可能とし、比類のない静粛性を実現
3.安全性能・車両安定性を高める先進技術
▽ 「統合安全コンセプト(*8)」に基づき、前方の歩行者検知と操舵回避支援、および後方車両の検知をはじめとする対応機能を備えた、先進の「プリクラッシュセーフティシステム」を設定
▽ エンジン・ステアリング・ブレーキを統合制御することにより、高い車両安定性の実現と高い予防安全性能を確保するVDIM(*9)(アクティブステアリング統合制御)を、フルタイムAWDに対応するよう進化を図り、新開発。さらに、電動式のアクティブスタビライザー設定車では、直進・旋回などの様々な走行環境に応じてスタビライザーを緻密に制御し、車体のロールを抑え、安定した走りを提供
4.最上の“おもてなし”とつくり込み
▽ ロングホイールベースのLS600hLでは、ボディ延長(120mm)に伴うゆとりの全てを後席スペースの拡大に充てることで、くつろぎの車内空間を創出するとともに、AV機器、独立温度調整オートエアコン、リヤシートリラクゼーションシステムなどにより、従来にないきめ細やかな最上の"おもてなし"を提供
▽ 本革張りインストルメントパネルを採用(日本車初(*1))。厳選した素材と匠の技による立体裁断、精緻な縫製で工芸品のような高い品質を追求
5.ハイブリッド車専用意匠・装備
▽ LEXUSハイブリッドを象徴する深みのあるブルーをエンブレム、ロゴ、ヘッドランプ、リヤコンビネーションランプなどにあしらい、世界初(*1)のLEDを光源とする専用意匠の3眼一体型プロジェクターヘッドランプ(ロービーム)や、19インチ7本スポークアルミホイールなどを専用装備
*1 2007年4月現在。トヨタ自動車調べ
*2 AWD:All Wheel Drive(4輪駆動)
*3 600h/600hL:6L車並みの動力性能を持つハイブリッド車の意。
「h」はハイブリッドの頭文字。「L」はロングホイールベースを表す
*4 社内測定値による比較
*5 同排気量クラスでの比較
*6 省エネ法に基づき定められている燃費目標基準
*7 国土交通省の低排出ガス車認定制度
*8 車両に搭載された個々の安全技術・システムを連携させていくとともに、将来的には、道路インフラとの協調(路車間)、自車以外の車両から得た情報の活用(車車間)を図り、運転状況に応じた最適な運転支援を行うことにより、「事故を起こさないクルマ」の実現を目指した、トヨタ自動車の安全技術・車両開発の考え方
*9 VDIM:Vehicle Dynamics Integrated Management
【販売概要】
1. 販売店 : 全国のレクサス店
2. 月販目標台数 : 300台
3. 店頭発表会 : LS600h/LS600hL DEBUT SHOW 5月23日(水)~27日(日)
【生産工場】
トヨタ自動車(株) 田原工場
【メーカー希望小売価格】
* 関連資料 参照
【車両概要】
* 関連資料 参照