三菱電機、ミューチップ対応のPDA一体型RFIDリーダーを開発
業務用PDA一体型RFIDリーダー開発のお知らせ
三菱電機株式会社(執行役社長:下村 節宏)は、業務用PDAに外付けして使用するミューチップ対応のRFID※1リーダーを開発しました。PDAと一体化するコンパクトなデザインで、PDAに電源も供給できます。
本製品は、カシオ情報機器株式会社(本社:東京都中央区 代表取締役社長:前田 憲一)のフィットネスクラブ向け会員サービス支援システム「mobile check-fit」(モバイル・チェックフィット)用PDAのRFIDリーダーとして6月から供給を開始します。
※1:Radio Frequency Identification(無線による非接触自動認識技術)
【 開発品の概要 】
製品名:2.45GHz RFIDリーダー
型 名:M245-CR1000
特 長:読取周波数:2.45GHz(ミューチップ対応)
PDA電源供給:DC5V
外部機器制御インタフェース:RS-232C
供給開始:2007年6月
年間供給予定台数:3000台
【 開発の背景 】
mobile check-fitは、フィットネスクラブなどで会員カードや会員証の代わりにRFIDタグを埋め込んだリストバンドで各種の認証を行うシステムで、チェックイン・チェックアウトや、個人のトレーニングメニュー表示などが手首をかざすだけで行えます。しかし、従来のmobile check-fit端末は、上端のRFIDアンテナ部に手首をかざしてタグの情報を読み取る際に、腕で表示画面が隠れるなど、入力操作がしにくい場合があり、操作性の向上が求められていました。
当社は今回、mobile check-fit端末である業務用PDAと一体化するコンパクトなデザインで、PDAに電源も供給でき、読み取り時の操作を妨げないRFIDリーダーを開発し、mobile check-fitの新端末に採用されることとなりました。
【 開発品の特長 】
1.読み取り時の操作性を向上
今回開発したRFIDリーダーを使うと、表示部よりも下側でタグの情報を読み取ることができるため、表示部が見やすく、入力操作がスムーズに行えます。
2.PDAと一体化したデザインで、充電も可能
PDAと一体化したデザインで、PDAとの接続のための専用ケーブルやアダプターは一切不要です。
PDAへ電源も供給しますので、充電のためにPDAをリーダーから取り外す必要もありません。
3.優れた拡張性
RFIDのリーダー機能だけでなく、外部機器制御用のシリアルインタフェース(RS-232C)も搭載しており、PDAから本リーダーを介して外部機器を制御する構成が構築できます。
【 今後の展開 】
今後、RFIDリーダーをカスタマイズ対応することにより、他の分野への展開を図る予定です。
【 その他の特長 】
(※ 関連資料を参照してください。)
【 主な仕様 】
(※ 関連資料を参照してください。)
◆商標関連
*ミューチップは株式会社日立製作所の登録商標です。
*フィットネスクラブ向け会員サービス支援システム「mobile check-fit」(モバイル・チェックフィット)はカシオ情報機器株式会社の製品名です。
◆お客様からのお問い合わせ先/資料請求先
三菱電機株式会社 施設環境部
〒100-8310 東京都千代田区丸の内2-7-3(東京ビル)
TEL03-3218-4611 FAX03-3218-4677
(※ その他の特長、主な仕様は関連資料を参照してください。)