日本百貨店協会、4月の東京地区百貨店売上高概況を発表
東京地区百貨店 ・ 売上高概況
平成19年4月 東京地区百貨店売上高概況
I.概況
1.売上高総額 1,494億円余
2.前年同月比 -1.5%(店舗数調整後/7か月連続マイナス)
3.店頭・非店頭の増減 店頭 -0.7%(86.4%): 非店頭 -6.6%(13.6%)
( )内は店頭・非店頭の構成比
4.調査対象百貨店 13社 28店 (平成19年2月対比±0社0店)
5.総売場面積 961,158m2 (前年同月比:0.8%)
6.総従業員数 17,707人 (前年同月比:0.9%)
7.3か月移動平均値 9-11月 -0.1%、10-12月 -1.8%、11-1月 -1.5%、
12-2月 -1.4%、1-3月 -0.9%、2-4月 -1.5%
[参考]平成18年4月の売上高増減率は-0.5%(店舗数調整後)
【4月売上の特徴】
(1) 4月終盤の気温上昇に伴って、半袖シャツ、帽子、サングラス等の夏物商材に活発な動きがみられたものの、中旬の天候不順による不振をカバーしきれなかった。また、全般的に外販が不調で売上を押し下げる要因となった。
(2) 商品別には、カジュアルウェアが好調の紳士服やGWを控えた季節需要で旅行用品などがプラスだった。中でも、今期各店でリニューアルを実施した和洋菓子売場は、市場の注目度が高いこともあって大きく売上を伸ばしている。
(3) 一方、婦人服では、最近の基調としてワンピースに需要が集中しているため、ジャケットやボトムス(スカート、スラックス)の不振が続いている。
(4) 今年のGWは、各店催事に力を入れたことと併せ、暦の関係で連休が前半と後半に分かれたため、4月終盤の連休前半は、遠出よりも新型商業施設のオープン等で活況に沸いた都心部での時間消費に人気が集まり、百貨店の来店客数も伸びを見せている。
【要 因】
(1) 営業日数増減
30.0日(前年同月比±0日)
(2) 入店客数増減(回答店舗数で見る傾向値/前年同月比)
1.増加した:7店、2.変化なし:8店、3.減少した:5店、4.不明:2店
(3) 4月歳時記(春物商戦)の売上(同上)
1.増加した:0店、2.変化なし:7店、3.減少した:1店、4.不明:14店
(4) 翌月売上見通し(回答店舗数で見る傾向値)
1.増加する:2店、2.変化なし:15店、3.減少する:1店、4.不明:4店
東京地区百貨店 売上高速報2007年04月
(※ 関連資料 参照)
II.商品別の動き
主要5品目では、プラスは食料品、マイナスは衣料品、身のまわり品、雑貨、家庭用品。
なお、化粧品・食料品は4か月連続プラス。紳士服・子供服が堅調で共に2か月ぶりにプラスとなった他、大口需要の効果で家具も7か月ぶりプラスとなった。
商品別売上前年比の寄与度とトレンド
(※ 関連資料 参照)