日立建機、TCMと11tダンプへ積み込みができる「ZW180ホイールローダ」を発売
-ZWシリーズの最新モデル登場-
日立建機、ZW180ホイールローダを発売
日立建機(株)(社長木川理二郎)では、TCM(株)と共同開発でZW180ホイールローダ(バケット容量3.0m3、運転質量14,250kg)を、5月22日から発売します。
ZW180は2006年1月に発売したZWシリーズ3機種の姉妹機で、11tダンプへ積み込みができるほか、様々な作業環境において最大限の作業量を発揮するホイールローダです。エンジンはオフロード法の排ガス第3次基準値をクリアするなど、環境への影響にも配慮しています。
販売目標は、国内向けとして年間70台を見込んでいます。
<主な特長>
1.作業内容に応じた力とスピードの最適マッチング
・作業内容に応じて3つの作業モードの中から最適モードが選択できる、作業3モード/TTシステム(Total Torque-control System)で、力とスピードの最適マッチングを可能にしました。
・走行3モードの一つLモードに、平地走行時の変速シフトアップが早く燃費がよい、省エネ機能を新たに付加しました。
2.低騒音で視界の良いキャブ
・ZWシリーズ共通の、視界・密閉性がよい低騒音キャブ。
・風量や吹き出し口、キャブ内温度を自動的に設定・コントロールできるバイレベル機能付フルオートエアコン。
・オペレータの疲れを低減するメカニカルサスペンションシート、最適操作ポジションが得られるチルト&テレスコピック機能付ステアリング。
3.燃費低減、ランニングコスト低減
・TTシステムによりエンジンのトルクを走行と作業機へ最適配分し、燃料1リットル当りの作業量(./L)を約8%、Lモード時走行燃費を約15%アップ。(当社従来機比。但し作業条件により変動)
・HNブッシュの採用で給油脂の交換インターバルを大幅に延長。
・車両の状況を的確に把握する多機能液晶モニタを採用。
・清掃性のよい、逆回転機能付温度感応型油圧駆動ファンを採用。
4.耐久性の強化
・トランスミッションやアクスルなど新設計による駆動系統の耐久性をアップ。
・耐久性を向上させた頑強なフレーム構造、ラジエータ・オイルクーラの大容量化を実現。
5.環境への配慮
・道路運送車両法平成19年規制適合、特定特殊自動車排出ガスの規制等に関する法律(オフロード法)第3次基準値クリア(届出完了)のほか、EPA(米国環境保護局)、EU排ガス第3次基準値もクリア。
・車体構成部品の鉛使用量を大幅に低減。鉛フリー配線やアルミ製ラジエータ採用。
6. e-サービスを標準装備
・車体情報を管理するコントローラと衛星通信装置を標準装備。
・稼働情報や点検・メンテナンス情報をインターネットで、オフィスや外出先へ提供します。(e-サービス)
<主な仕様、価格>
* 関連資料 参照
以上