新明和工業、富士重工と共同で新型の回転板式ごみ収集車「G-RX」を開発
新型回転板式塵芥車「G-RX」を開発
― 富士重工業(株)との共同開発第3弾、「2007NEW環境展」に出展 ―
新明和工業株式会社(取締役社長 金木 忠)は、富士重工業株式会社(取締役社長 森 郁夫、以下「富士重工業」)と共同で新型の回転板式※塵芥車(ごみ収集車)「G-RX」を開発、5月22日(火)から販売を開始します。
2003年10月、当社と富士重工業は次期新型塵芥車の開発及び一部部品の調達について共同で行うことに合意し、2005年5月には、本合意に基づき共同開発した初の製品、プレス式※の塵芥車「G-PX」市販モデル(当社製品名:タウンパック GTシリーズ)を、翌2006年5月には同製品の2~5.5tをフルラインアップして発売してきました。
今回新たに開発した「G-RX」は、共同開発製品としては初の回転板式塵芥車です。「G-RX」は、両社の製品が有する高い積込能力や積込効率を併せ持つほか、積込時の騒音にも配慮した設計になっています。また、「G-PX」と同様、これまでの塵芥車にはない洗練されたデザイン形状を採用し、後方確認のバックアイカメラや後方からの視認性の向上を図るための増設ストップランプを標準装備とするなど、自主安全基準「SAFETY21」を踏襲し、安全性の向上を図っています。このほか、CO2を利用した荷室内の火災拡大を抑制する装置をオプションで設定し、近年増加傾向にある塵芥車の火災事故にも対応した機能を備えています。
今回の「G-RX」の開発・発売により、次世代型塵芥車のシリーズ化が完了することから、お客さまのご要望に応じて「プレス式」、「回転板式」いずれのタイプも最新モデルを提供できる環境が整いました。これを機に主力製品である塵芥車の更なるシェアアップを目指します。
なお、新明和工業と富士重工業は、「2007NEW環境展(5月22日~25日、東京ビッグサイト)」に両社共同の「G-MET projectブース」を設け、今回開発した「G-RX」シリーズの発表展示を行います。
※回転板式・・・回転板と押込み板の2枚の積込機構で、ごみをボデー内に詰め込む塵芥車。
排出方法はダンプ式が主流。紙ごみ、厨雑芥などの一般ごみを収集する。
プレス式・・・圧縮板によりごみを圧縮、破砕しながらボデー内にごみを詰め込む塵芥車。
排出方法は排出板による強制排出式。
紙ごみ、厨雑芥などの一般ごみからビン・缶・プラスチックなどの不燃ごみ、家具・電化製品等の粗大ごみまでを収集する。
*製品概要は、添付資料をご参照ください。