NTTコム、米スプリント・ネクステルとアジアの国際IP-VPNサービスで協力
NTT ComとSprint Nextel、アジアの国際IP-VPNサービスで協力
NTTコミュニケーションズ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 和才 博美、略称:NTT Com)とアメリカの大手通信キャリアSprint Nextel Corporation(本社:Kansas,USA、Gary D.Forsee,Chairman and CEO、以下 Sprint)は、Sprintのアジア地域におけるIP-VPN網をNTT Comが提供することで合意し、これに基づき6月1日より、Sprintユーザーに対するアジア5カ国でのIP-VPNサービス提供が開始されます。
1.本件の概要
NTT ComとSprintの国際IP-VPN網を香港とシンガポールで相互接続し、Sprintは、NTT Comのネットワークを利用して、フィリピン、ベトナム、タイ、マレーシア、インドネシアの5カ国において、IP-VPNサービスの提供を開始します。
これに際して、国際IP-VPN通信網を単に相互接続するだけでなく、さらに、ネットワークの基本仕様やオペレーション手順を両社で整合させることにより、シームレスなサービス提供を可能としています。
なお、Sprintによる本サービスの提供国は、今後、順次追加予定です。
2.協力の背景
NTT Comは、平成13年より世界各国においてグローバルIP-VPNサービス(MPLSタイプ)を提供しています。米国内についてはNTT Comの独自接続拠点を設置していることに加え、平成17年より米国内におけるIP-VPN網の相互接続もSprintと行うことで、NTT Comの米国内IP-VPNサービス提供地域を補完する協力関係を築いてきました。
今回のアジア地域における両社の協力関係においても、企業向けグローバル通信サービスを相互に補完し、それぞれのお客さまの高度なネットワーク品質やサポート体制などのニーズに対しワンストップで対応できるようサービス提供能力のさらなる強化・拡大を行います。
3.両社の協力の意義
Sprintは、アジア太平洋地域での豊富なネットワーク設備やサポート体制、現地キャリアとの密接な関係を有するNTT Comをパートナーとして選択し、増大していくアジア太平洋地域の顧客ニーズへの対応の強化を図ります。
NTT Comは、アジアに展開するSprintの米系多国籍企業(MNC)のお客さまを含め、グローバルIP-VPNサービスのより一層の拡大を推進します。
◆Sprint Nextelについて
Sprint Nextel社は一般消費者、企業、政府向けに固定/携帯通信を総合的に提供しているアメリカの通信事業者です。Sprint社は2004年に携帯通信事業者であったNexTel社と合併し、2007年3月時点で5360万加入社に携帯事業を提供しているアメリカ第3位の携帯通信事業者でもあります。詳細についてはwww.sprint.comをご覧下さい。