日本チェーンストア協会、4月の販売概況を発表
平成19年4月度・チェーンストア販売概況
★全体の概況
平成19年4月度は、北日本、東日本で気温が低く初夏物衣料の動きが鈍かったことなどから総販売額は前年同月を下回った。
新生活関連ではカーペット、収納用品、入園・入学関連では子供用バッグの動きが良かった。
※会員企業数 83社/店舗数 8,800店
※総販売額 1兆1,593億円 (店舗調整前)101.5% (店舗調整後) 99.0%
<部門別の概況>
・食料品 6,946億円 (店舗調整前)102.2% (店舗調整後) 99.6%
・衣料品 1,455億円 (店舗調整前) 97.8% (店舗調整後) 96.4%
・住関品 2,432億円 (店舗調整前)101.3% (店舗調整後) 98.6%
・サービス 51億円 (店舗調整前)101.0% (店舗調整後)100.3%
・その他 708億円 (店舗調整前)102.9% (店舗調整後) 99.8%
★商品別の動き
<食料品>
●農産品は、野菜はサラダ野菜は好調だが、玉ねぎ、ジャガイモ、大根、キャベツ、白菜、ほうれん草は不調。果実はりんご、みかんなど柑橘類、バナナは好調だが、イチゴの動きは鈍かった。
●畜産品は、豚肉は好調だが、牛肉は不調。ハム・ソーセージの動きは良かった。
●水産品は、アジ、ブリは好調だが、カツオ、いかなごは不調。刺身盛り合わせの動きは鈍かった。塩干は一汐開き、魚卵の動きは鈍かった。
●惣菜は、温惣菜は焼き物は好調だが、揚げ物、中華は不調。要冷惣菜は和、洋とも好調。米飯、寿司の動きは良かった。
●その他食品は、飲料、酒類は好調だが、麺類、インスタントコーヒー、菓子は不調。日配の洋風デイリーは乳製品は好調だが、デザートは不調。和風デイリーは生麺類、漬物、水物とも不調。ベーカリーは菓子パンは好調だが、和菓子は不調。
<衣料品>
●紳士衣料は、ビジネスはスーツは好調だが、ジャケット、スラックスは不調。服飾はネクタイが不調。カジュアルはパンツは好調。
●婦人衣料は、外装はスーツ、ジャケット、フォーマルとも不調。トップスはカットソーは好調だが、ブラウスは不調。ボトムスはパンツ、ジーンズ、スカートとも不調。
●その他衣料・洋品は、肌着、ソックスは好調だが、パジャマ、子供カジュアルは不調。婦人帽子、レイングッズの動きは鈍かった。
<住関品>
●日用雑貨品は、行楽用品は好調だが、和・洋食器、台所用品、調理用品は不調。バス用品、トイレ用品は不調。玩具はゲームは好調だが、男児、女児は不調。
●医薬・化粧品は、医薬品は好調。化粧品はカウンセリング化粧品、一般化粧品とも好調。防虫剤は好調だが洗剤は不調。
●家具・インテリアは、家具は収納用品は好調だが、学習机を含む季節家具、スチール家具、組み立てボックスは不調。インテリアはカーペットは好調だが、カーテンは不調。寝具・寝装品は不調。
●家電製品は、AV家電はプラズマTVは好調だが、オーディオは不調。洗濯機、冷蔵庫、エアコンとも不調。
●その他商品は、自転車、スポーツウェアは好調だが、ゴルフ用具は不調。園芸用品の動きは鈍かったが、ペット用品の動きは良かった。
<サービス・その他>
旅行関連やチケット販売などサービス関連の売上高の総販売額に占める割合は0.4%であった。
また、食堂・喫茶部門売上を除く商品供給高などいずれの売上にも属さないその他売上の総販売額に占める割合は6.1%であった。
(※ 部門別販売額などは関連資料を参照してください。)