日本ショッピングセンター協会、4月のSC販売統計調査報告を発表
SC販売統計調査報告 2007年4月
4月既存SC前年比:マイナス1.1%
SC総売上高(推計)2兆1,965億円(前年比5.0% 全SCベース)
■売上高
4月の既存SCの前年同月比売上高は-1.1%と2ヶ月連続でマイナスとなった。引続き大規模リニューアルによる売上増効果はあったものの、3月と4月は新規オープンが計30SCと非常に多かったことから、競合SCの開店が既存SCの売上に大きな影響を与えた。次いで好調要因はイベント効果、また不振要因はテナントの退店の順となっている。
業種別にみると好・不調業種とも前月同様、SCの売上のカギを握る婦人衣料、飲食を指摘するSCが多かった。他に好調業種はサービス、不調業種は貴金属・時計の順となっている。キーテナントでは生鮮食品、加工食品が堅調であったとするSCが多かった。
■立地別(表-1)
周辺地域のテナントがプラスであった以外は、全地域(中心地域、周辺地域、郊外地域)でマイナスであった。
■地域別(表-2)
中国地方、四国地方以外の地域でマイナスであった。関東地方については2005年2月、3月以来の2ヶ月連続マイナスとなり、東北地方は今月で8ヶ月連続マイナスとなった。
■都市規模別・地域別(表-3)
東京区部、名古屋市、京都市で引続き好調を維持している。
■SC構成別(表-7)
テナント、キーテナントともに2ヶ月連続マイナスであった。前月と比較して、テナントに関しては0.4ポイント改善を見せたものの、キーテナントは0.7ポイント落とした。
*SC=ショッピングセンター
※本調査は、2006年12月末現在の全SC 2,759SCの中から立地別・SC規模別に1,000SCをサンプル抽出し調査したものをまとめた。
※集計SC 575 SC回収率 57.5%
※4月のSC総売上高(推計)は、2007年3月末現在の全SC 2,778SC(前年比+65SC)をベースに算出した。
(※ 表とグラフは関連資料を参照してください。)