三井物産、赤道ギニア液化天然ガスプロジェクトのLNG出荷を開始
赤道ギニア液化天然ガス(LNG)プロジェクトのLNG出荷開始について
2005年6月6日に当社の出資参画をお知らせしました、赤道ギニアLNG社は、同社が保有するLNG第一生産系列にて生産したLNGの出荷を、当初計画を約6ヶ月前倒しし、5月24日に開始しました。赤道ギニアLNG社は、英国BGグループ子会社(以下BG社)と締結済みの長期売買契約に基づき、今後17年間に亘り同生産系列にて生産される年間340万トンのLNGをBG社に供給します。BG社は購入したLNGを主に米国に輸出する予定です。
赤道ギニアLNG社は、米国マラソン・オイル社(以下マラソン社 出資比率60%)、赤道ギニア国営ガス会社であるソナガス・ジー・イー社(以下ソナガス社 同25%)、当社(同8.5%)、及び丸紅株式会社(同6.5%)が共同で設立した、赤道ギニアLNGプロジェクトの事業会社です。同社のLNG第一生産系列は、2007年第4四半期のLNG出荷開始を目標とし、総事業費約15億ドルをかけて、赤道ギニア共和国ビオコ島北西部のプンタ・ヨーロッパ地区に建設が進められていたものです。
当社は資源・エネルギーを重点分野と位置付け、アブダビ、西豪州、カタール、オマーン、サハリンII、タングーなど複数の優良なLNG事業への参画を通じて、同事業をコアビジネスの一つに育成してきました。大西洋域における当社初のLNGプロジェクトである赤道ギニアLNGプロジェクトの出荷開始により、当社はLNG事業ポートフォリオの更なる拡充を果たすと共に、新たな活動基盤を築き、グローバル化するLNGビジネスに対応することを目指します。