東映アニメーション、「銀河鉄道999」のオリジナル大型映像作品を今夏から上映開始
東映アニメーションが大型映像に進出 今夏より上映開始。海外配給も視野に。
松本零士先生 連載開始30周年記念作品
「銀河鉄道999 星空はタイムマシーン 第1部 太陽系・恐竜絶滅篇」
東映アニメーション株式会社は、人気アニメーション「銀河鉄道999」(松本零士原作)のオリジナル大型映像作品「星空はタイムマシーン 第1部 太陽系・恐竜絶滅篇」を企画・製作し、この夏休みから全国の科学館・博物館・水族館やプラネタリウムなどの大型映像施設で上映を開始いたします。
今年は原作者の松本零士先生が漫画「銀河鉄道999」を発表してから30周年の節目の年にあたります。この記念すべき年に銀河鉄道999号はIMAXRに代表される巨大スクリーンで再びその勇姿を見せてくれます。
今回の「銀河鉄道999 星空はタイムマシーン」は、「大型映像にしたい作品No.1」(日本大型映像協会調べ)という熱い要望をうけて映像化したもので、オリジナルストーリーを書きおこし、巨大なスクリーン(平面20×28m、全天周ドーム直径28m)に耐えられる高精細な3Dアニメーション作品に仕上げました。
現在、日本国内には32館の大型映像上映館がありますが、自治体運営の科学館、博物館等に併設されているものが多く、上映作品としては圧倒的に海外製作のドキュメンタリーが中心で、教育的・啓蒙的なものがほとんどです。「銀河鉄道999 星空はタイムマシーン」は教育施設での上映も念頭に「銀河鉄道999」の宇宙観を背景に、学習要素を付加したエデュテイメント作品であり、子どもから科学に興味のある大人まで、幅広い層に受け入れられる良質のエンターテイメント作品としても非常に完成度の高いものになっています。
松本零士先生の壮大な構想を作品にするために全体は3部構成となっており、第1部「太陽系・恐竜絶滅篇」が今夏公開、順次、第2部「外宇宙・馬頭星雲篇」、第3部「超時空・星空はタイムマシーン篇」の製作を予定しています。
今回使用する音楽は、音楽監督にタケカワユキヒデ氏を起用し、和田薫氏の指揮で日本フィルハーモニー交響楽団が演奏するという豪華な作りとなっています。お馴染みのテーマ曲「銀河鉄道999」「テイキングオフ」をはじめ、今回用に新たに書き起こしたテーマ曲「夢の旅人」も含めたポップスの名曲とオーケストラが絶妙なハーモニーを奏でます。
また大型映像の上映のみならず、特別展など多彩な関連イベントも同時に展開し「銀河鉄道999」を盛り上げていきます。さらに3D上映やデジタルシネマに対応することも視野にいれています。
世界的には北米を中心に大型映像シアターが400館以上あり、近年は中国、インド、中近東、東欧にまで拡大していることから、当社では大型映像作品「銀河鉄道999」を世界市場でも展開していくことを目指しています。
*以下、作品概要などは添付資料をご参照ください。